洗顔料は泡立てて使用すると肌の摩擦を軽減できるため、洗顔料を使用する際は泡立ちの良さが重要だと考えられます。今回は洗顔料の作り方から泡立ちの良さについて考えていきます。
洗顔料の作り方と泡立ちの良さ
洗顔料の泡立ちの良さは製造工程においてどれだけ脱泡できるかである程度決まってきます。
脱泡がしっかりできている洗顔料は泡の密度が高く弾力があり泡持ちが良いため、肌の摩擦を軽減することができます。
洗顔料の洗浄成分には石鹸系、カルボン酸系、アミノ酸系などがあります。
洗顔料の洗浄成分ついては洗顔料の種類と特徴という記事で詳しく書いています。
洗顔料によく配合されている洗浄成分は石鹸です。
石鹸が主な洗浄成分である洗顔料の設計図は以下の通りです。
石鹸が主な洗浄成分である洗顔料の製造工程は以下の通りです。
石鹸が主な洗浄成分である洗顔料の作り方の解説
高級脂肪酸(ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸)と水酸化Kの中和反応によって洗顔料の主成分である石鹸が作られます。
石鹸については石鹸の性質と刺激の強さについてという記事で詳しく書いています。
洗顔料は基本的に真空乳化釜と呼ばれる機械で作られています。
中和反応で作られた石鹸には空気が多く含まれており、真空乳化釜で真空状態にすることで脱泡することができます。
中和反応で石鹸を作る際は高級脂肪酸に水酸化Kをゆっくり加えることで石鹸に含まれる空気を少なくすることができます。
洗顔料の設計図Aは主に油性成分、洗顔料の設計図Bは主に水性成分であるため、洗顔料を作るためには界面活性剤と撹拌が必要になります。
界面活性剤は非イオン界面活性剤が乳化剤として配合されています。
洗顔料によく配合されている非イオン界面活性剤としてステアリン酸グリセリル、ステアリン酸グリセリル(SE)などが挙げられます。
撹拌をすると洗顔料に空気が入ってしまうので、撹拌+脱泡を何度も行う必要があります。
撹拌+脱泡を何度も行うことで泡の密度が高く弾力があり泡持ちが良い洗顔料を作ることができます。
また、泡質改善剤としてポリクオタニウム-7などが配合されています。
洗顔料を使用する際はしっかり泡立てることで肌の摩擦を軽減することができると考えられます。
また、泡の密度が高い洗顔料を使用することで肌の負担を減らせるのではないでしょうか。
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