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石鹸の性質から考える刺激の強さ

手や体を洗う時に石鹸を使ったことがあると思います。石鹸は私たちの生活の中で当たり前のように使われているため、肌に優しいかどうかについて考えたことがある人は少ないのではないでしょうか。今回は石鹸の性質や刺激の強さについて考えていきます。

石鹸は界面活性剤

 石鹸は油脂や高級脂肪酸(RCOOH)と水酸化ナトリウムや水酸化カリウムを反応させてできるアニオン界面活性剤です。

 

石鹸の性質と刺激の強さ

油脂や脂肪酸は弱酸性であり、水酸化ナトリウムや水酸化カリウムは強塩基性(強アルカリ性)です。

そのため、石鹸は弱塩基性(弱アルカリ性)です。

肌のpHと常在菌という記事に詳しく書いていますが、人の肌は弱酸性に保たれているため、弱塩基性の石鹸は肌にとって刺激となります。

肌のpHと常在菌

石鹸は当たり前のように使われているため肌に優しいと認識されていますが、弱塩基であり、弱酸性である肌にとっては強い刺激になると考えられます。

一方で、我々の皮膚はpHがアルカリ性に傾いても弱酸性に戻るようになっているため、石鹼を使っても特に問題はないと考えられます。

石鹸に使用される高級脂肪酸の種類としては、ステアリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、ラウリン酸などが挙げられます。

ステアリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、ラウリン酸のそれぞれの炭素数は18、16、14、12です。

ボディソープの洗浄力の違いについてという記事で詳しく書いていますが、石鹸に使用される高級脂肪酸の親油基の炭素数が増加すると洗浄力が高くなります。

そのため、石鹸の洗浄力はステアリン酸>パルミチン酸>ミリスチン酸>ラウリン酸の順で高くなると考えられます。

一方で、石鹸に使用される高級脂肪酸の親油基の炭素数が増加すると皮膚吸着性は減少します。

皮膚吸着性が減少すると石鹸による肌荒れやつっぱり感を抑えることができると考えられます。

そのため、石鹸の皮膚吸着性はラウリン酸>ミリスチン酸>パルミチン酸>ステアリン酸であると考えられます。

皮膚吸着性が低く、適度に洗浄力のある石鹸が肌に優しい石鹸だと考えられます。

同じ石鹸でも作るのに使われている油脂や脂肪酸によって洗浄力や泡立ちに違いが出てくると思うので、どのような成分で作られているのかというのを気にしてみると面白いかもしれません。

また、石鹸を使っているが、肌の調子が良くないという人は肌が比較的弱い可能性が考えられるので、カルボン酸系やアミノ酸系の洗浄料が使われているボディソープを使うと良いかもしれません。

*肌に優しいボディソープとして、やさしさ地肌ナチュラルスキン&ヘアソープがおすすめです。

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