髪をセットするのにヘアワックスを使ったことがあると思います。ヘアワックスはどのように作られており、どういった特徴があるのでしょうか。今回はヘアワックスの成分と特徴について考えていきます。
ヘアワックスの成分と特徴
ヘアワックスは油と水を乳化させて作られてます。乳化については乳液とクリームという記事で詳しく書いています。
基本的な作り方は乳液やクリームと同じですがワックスはスタイリング剤、乳液とクリームは保湿剤やエモリエント剤として作られているため、使われている原料が違います。
ヘアワックスはロウ、炭化水素、鉱物油、高級アルコール、高級脂肪酸、エステル、油脂、シリコーンなど多くの油性成分が配合されています。
ヘアワックスはスタイリング剤であるため、これらの油性成分によって粘度が高く調整されています。また、増粘剤、ポリマーなどの皮膜形成剤と水酸化ナトリウムを組み合わせることによる増粘効果で粘度を高く調節しています。
ヘアワックスは乳液とクリームと同じく油性成分と水性成分を界面活性剤で乳化することで出来ているため、クリームの粘度を上げればスタイリング剤として使用できるかもしれません。
ヘアワックスと髪型
髪型をセットする際にヘアワックスを使用している人もいれば、ヘアスプレーやヘアオイルなどヘアワックス以外のヘアスタイリング剤を使用している人もいると思います。
ヘアワックスのメリットとして髪にボリューム感を与えること、自分の好きな髪型にできること、後からセットし直しやすいことなどが挙げられます。
一方で、ヘアスプレーはヘアックスに比べて髪のセット力やキープ力が強い特徴があり、ヘアオイルはヘアワックスに比べて髪に艶感を与えること、髪のボリュームを抑えることに適しています。
ヘアスタイリング剤を使用することのメリットとして理想の髪型にできること、見た目の印象を良くできることなどが挙げられます。
一方で、デメリットとしてはしっかり洗い流さないと髪や頭皮のダメージにつながることが挙げられます。
ヘアワックスやヘアスプレーを使用する際は頭皮につかないように使用することが重要だと考えられます。
また、ヘアスタイリング剤を使用していないという人もいると思います。
日々のヘアケアをしっかりすることでヘアスタイリング剤を使用しなくても理想の髪型を維持することができるのではないでしょうか。