シャンプーは頭、ボディソープは体を洗う目的で使われていると思います。一方で、シャンプーとボディソープの成分を見比べてみると同じような洗浄成分が使われていることがあります。シャンプーとボディソープにはどのような違いがあるのでしょうか。今回はシャンプーとボディソープの違いについて考えていきたいと思います。
シャンプーとボディソープの違い
シャンプーとボディソープの違いとしてシャンプーにはヘアコンディショニング剤が配合されていることが挙げられます。
シャンプーとボディーソープの全成分表示の違いは以下の通りです。
シャンプーの全成分表示
水、コカミドプロピルベタイン、ココイルメチルタウリンNa、ラウロイルメチルアラニンNa、ココイル加水分解コラーゲンK、ビワ葉エキス、ダイズ種子エキス、マテチャ葉エキス、アルガニアスピノサ核油、マカデミア種子油、アボカド油、グリセリン、プロパンジオール、DPG、BG、尿素、ポリクオタニウム-10、EDTA-2Na、クエン酸、メチルパラベン、フェノキシエタノール、香料
ボディーソープの全成分表示
水、コカミドプロピルベタイン、ココイルメチルタウリンNa、ラウロイルメチルアラニンNa、ココイル加水分解コラーゲンK、ビワ葉エキス、ダイズ種子エキス、マテチャ葉エキス、アルガニアスピノサ核油、マカデミア種子油、アボカド油、グリセリン、プロパンジオール、DPG、BG、尿素、EDTA-2Na、クエン酸、メチルパラベン、フェノキシエタノール、香料
洗浄成分(アニオン界面活性剤)は のマーカーで示した成分です。
ヘアコンディショニング剤は のマーカーで示した成分です。
シャンプーとボディソープの洗浄機能は共にアニオン界面活性剤が担っています。
アニオン界面活性剤は水に溶けた時に親水基がマイナスにイオン化する界面活性剤です。
一方で、シャンプーにはポリクオタニウム-10などのカチオン化ポリマーがヘアコンディショニング剤として配合されています。
カチオン化ポリマーには帯電防止効果やヘアコンディショニング作用があります。
毛髪はマイナスに帯電しており、ポリクオタニウム-10などのカチオン化ポリマーはプラスに帯電しているため毛髪に吸着して皮膜を形成することで毛髪のすべりを良くし、摩擦による帯電を防止します。
シャンプーはヘアコンディショニング剤が配合されているため、ボディーソープに比べてぬるぬるとした使用感であるのが特徴です。
また、シャンプーとボディーソープの違いについて調べていくうちに全身シャンプーという製品を見かけた方も多いと思います。
全身シャンプーはその名の通り頭から体まで全身を洗える製品であり、シャンプーからヘアコンディショニング剤を抜いたもしくは減らした処方設計になっていることが多いです。
全身シャンプーはボディソープに比べてアミノ酸系の洗浄料が主としてが使われている製品が多く、石鹸系の洗浄料が主として使われている製品は少ない傾向にあります。
*肌に優しい全身シャンプーとして、やさしさ地肌ナチュラルスキン&ヘアソープがおすすめです。