今回はリズムコンセントレートウォーターの全成分表示の見方について書いていきます。
リズムコンセントレートウォーターの全成分表示の見方
リズムコンセントレートウォーターの全成分表示は以下の通りです。
水、BG、ペンチレングリコール、シゾサッカロミセスポンベエキス、チガヤ根エキス、サッカロミセス/ハトムギ種子発酵液、コウヤマキ枝/葉エキス、カルボキシメチルヒアルロン酸Na、グリセレス-26、ジグリセリン、メチルグルセス-10、べタイン、DPG、エリスリトール、グリセリン、エトキシジグリコール、ポリソルベート20、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa、クエン酸Na、エチルヘキシルグリセリン、クエン酸、ペンテト酸5Na、ビオサッカリドガム-1、スクワラン、水添レシチン、カプリリルグリコール、カルボマー、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、フェノキシエタノール、香料
のマーカーで示した成分は配合率1%以下であると考えられます。
保湿成分は のマーカーで示した成分です。
リズムコンセントレートウォーターは保湿成分を多く配合しており、かなり保湿効果の高い化粧水だと考えられます。
肌に水だけをつけても蒸発してしまうため、化粧水には水分を保持するために保湿成分が多く配合されています。
保湿成分が持つヒドロキシ基(-OH基)が水と水素結合することで水の蒸発を防ぎ保湿することができます。
分子構造上、水(H2O)と水素結合する(-OH基)が多い物質の方が高い保湿効果があります。
BG:分子内にヒドロキシ基(-OH基)を2つ持っており、水と水素結合することで水の蒸発を防ぎ保湿することができます。静菌作用。
ペンチレングリコール:分子内にヒドロキシ基(-OH基)を2つ持っており、水と水素結合することで水の蒸発を防ぎ保湿することができます。静菌作用。
シゾサッカロミセスポンベエキス:アミノ酸を多く含む酵母エキスです。
スキンケアで重要な保湿成分の効果という記事で詳しく書いていますが、皮膚の水分量は基本的に皮脂、NMF(天然保湿因子)、細胞間脂質によって一定に保たれています。
NMF(天然保湿因子)は皮膚の水分量の約17~18%を維持しています。
NMF(天然保湿因子)の約40%はアミノ酸類が占めています。
シゾサッカロミセスポンベエキスはアミノ酸を多く含むため、保湿効果があります。
チガヤ根エキス:イネ科植物由来の保湿剤
サッカロミセス/ハトムギ種子発酵液:保湿、肌のバリア機能改善
コウヤマキ枝/葉エキス:針葉樹由来の保湿剤
カルボキシメチルヒアルロン酸Na:ヒアルロン酸の保湿力を高めた成分です。
ヒアルロン酸Naはヒドロキシ基(-OH基)を多く持っており、水(H2O)を抱え込むことができるため高い保湿力があります。
グリセレス-26:保湿剤、感触改良剤
ジグリセリン:分子内にヒドロキシ基(-OH基)を4つ持っており、水と水素結合することで水の蒸発を防ぎ保湿することができます。
メチルグルセス-10:保湿、皮膚柔軟効果
べタイン:保湿、角質層の柔軟化
DPG:分子内にヒドロキシ基(-OH基)を2つ持っており、水と水素結合することで水の蒸発を防ぎ保湿することができます。静菌作用。
エリスリトール:分子内にヒドロキシ基(-OH基)を4つ持っており、水と水素結合することで水の蒸発を防ぎ保湿することができます。
グリセリン:分子内にヒドロキシ基(-OH基)を3つ持っており、水と水素結合することで水の蒸発を防ぎ保湿することができます。
ジラウロイルグルタミン酸リシンNa:セラミドに似た働きがあり、水分を挟み込むことで肌の水分を保持します。また、肌を外部刺激から守るバリア機能があります。
エチルヘキシルグリセリン:保湿、角質層の柔軟化、抗菌
ビオサッカリドガム-1:持続的な保湿効果があります。
カプリリルグリコール:保湿、表皮の柔軟化
リズムコンセントレートウォーターは保湿成分を多く配合しているため、保湿効果を重視している方に適した化粧水だと考えられます。
また、リズムコンセントレートウォーターは保湿成分を多く配合していることから、小じわ対策に適した化粧水だと考えられます。
小じわは主に表皮の乾燥が原因であるため、表皮を保湿することで小じわを防止することができます。
その他の成分の特徴は以下の通りです。
水:基剤
エトキシジグリコール:溶剤
ポリソルベート20:乳化剤、可溶化剤
クエン酸Na:pH調整剤
クエン酸:pH調整剤
ペンテト酸5Na:キレート剤(金属イオンによる品質低下の防止)
スクワラン:エモリエント剤、感触改良剤
水添レシチン:乳化剤
カルボマー:増粘剤
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー:増粘剤
フェノキシエタノール:防腐剤