今回は資生堂 REVITL ローションⅢの全成分表示の見方について書いていきます。
リバイタル ローションⅢの全成分表示の見方
資生堂 REVITL ローションⅢの全成分表示は以下の通りです。
4-メトキシサリチル酸カリウム塩、トラネキサム酸、酢酸レチノール、チャエキス(1)、エーデルワイスエキス、ウコンエキス、精製水、濃グリセリン、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール1500、エタノール、ポリエチレングリコール1000、ポリオキシエチレンメチルグルコシド、メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル、フェノキシエタノール、イソステアリン酸、カルボキシビニルポリマー、1,3-ブチレングリコール、キサンタンガム、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ポリオキシエチレン(14)ポリオキシプロピレン(7)ジメチルエーテル、エデト酸二ナトリウム、水酸化カリウム、エリスリトール、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、メタリン酸ナトリウム、L-オキシプロリン、2-O-エチル-L-アスコルビン酸、カンゾウ抽出末、ピロ亜硫酸ナトリウム、オリーブ葉エキス、セイヨウサンザシエキス、L-アルギニン、テンチャエキス、DL-アラニン、香料、黄酸化鉄、ベンガラ
医薬部外品(美白)、医薬部外品(抗炎症)
のマーカー:有効成分
のマーカー:保湿成分
のマーカー:油性成分
資生堂 REVITL ローションⅢは医薬部外品であるため、化粧品と違い全成分が配合量の多い順に記載されていません。
そのため、配合量の多い成分と配合量1%以下の成分を判断するのは難しいです。
一方で、資生堂 REVITL ローションⅢは医薬部外品であるため有効成分が一定量配合されていることが保証されています。
そのため、資生堂 REVITL ローションⅢは化粧品に比べて高い美白効果が期待できると考えられます。
有効成分は のマーカーで示した成分です。
4-メトキシサリチル酸カリウム塩:メラニン色素の過剰生成を抑制する美白効果があります。また、メラニン排出促進効果があります。
4-メトキシサリチル酸カリウム塩はメラニン生成に関与する酵素(チロシナーゼ)を阻害することでメラニン生成を抑制します。
トラネキサム酸はメラニン生成を促す情報伝達物質であるプロスタグランジンの発生を抑制しメラニン生成を阻害する美白効果があります。
また、肌荒れを促進するプラスミンというタンパク質分解酵素の生成を抑制する働きがあります。
美白成分の効果とシミの予防という記事で詳しく書いていますが、美白成分は紫外線によるメラニン生成を抑制することでシミを防ぎます。
紫外線から肌を守るために表皮の大部分を占めるケラチノサイトが情報伝達物質を分泌することで、メラノサイト(メラニン細胞)を活性化しメラニン生成を促します。
メラノサイトで作られたメラニンがケラチノサイトに送られ過剰に蓄積するとシミになります。
その他の美白成分の特徴は以下の通りです。
2-O-エチル-L-アスコルビン酸:メラニンを還元することによってメラニン生成の過程の前の物質に戻す効果があります。
資生堂 REVITL ローションⅢには水性成分と油性成分が配合されているため、保湿効果とエモリエント効果があります。
油性成分は のマーカーで示した成分です。
油性成分は主にエモリエント剤としての働きがあります。
エモリエント剤は油性成分が肌をコーティングすることで水分の蒸発を防ぐ効果があります。
その他の成分の特徴は以下の通りです。
酢酸レチノール:保湿、抗シワ
チャエキス(1):保湿、抗酸化、消臭、美白
エーデルワイスエキス:抗炎症、抗酸化
ウコンエキス:抗炎症、抗酸化、抗老化、美白
精製水:基剤
エタノール:清涼感付与、溶剤
フェノキシエタノール:防腐剤
カルボキシビニルポリマー:増粘剤
キサンタンガム:増粘剤
ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン:増粘剤
エデト酸二ナトリウム:キレート剤(金属イオンによる品質低下の防止)
水酸化カリウム:pH調整剤、中和剤
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体:増粘剤
メタリン酸ナトリウム:キレート剤(金属イオンによる品質低下の防止)
L-オキシプロリン:保湿(セラミド産生促進)、肌のバリア機能改善、抗老化(コラーゲン産生促進)、美白
カンゾウ抽出末:抗炎症
ピロ亜硫酸ナトリウム:酸化防止剤
オリーブ葉エキス:抗炎症、抗菌作用、抗酸化作用、抗老化
セイヨウサンザシエキス::抗炎症、抗酸化、抗アレルギー、美白
L-アルギニン:pH調整剤、中和剤
黄酸化鉄:着色剤
ベンガラ:着色剤