今回はアミノメイソン プレミアムモイスト クリームマスクの全成分表示の見方について書いていきます。
プレミアムモイスト クリームマスクの全成分表示の見方
アミノメイソン プレミアムモイスト クリームマスクの全成分表示は以下の通りです。
水、セタノール、ジメチコン、グリセリン、DPG、ベヘントリモニウムクロリド、アボカド油、シア脂、(マカデミア種子油/水添マカデミア種子油)エステルズ、(モリンガ油/水添モリンガ油)エステルズ、加水分解ケラチン(羊毛)、加水分解ケラチン(カシミヤヤギ)、ステアルジモニウムヒドロキシプロピル加水分解ケラチン(羊毛)、加水分解ウールキューティクルタンパク、(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解シルク、タウリン、リシンHCl、グルタミン酸、ロイシン、グリシン、ヒスチジンHCl、セリン、バリン、アスパラギン酸Na、トレオニン、アラニン、イソロイシン、アラントイン、フェニルアラニン、プロリン、アルギニン、チロシン、イノシン酸2Na、グアニル酸2Na、白金、加水分解マンゴー液汁エキス、加水分解チェリモヤ果実エキス、加水分解マンゴスチン果実エキス、ハチミツ、アーモンド油、加水分解カゼイン(牛乳)、ヨーグルト液(牛乳)、ポリクオタニウム-64、ヒアルロン酸Na、セラミドEOP、セラミドNG、セラミドNP、セラミドAG、セラミドAP、(メタクリル酸グリセリルアミドエチル/メタクリル酸ステアリル)コポリマー、(ビスイソブチルPEG-14/アモジメチコン)コポリマー、イソステアリン酸イソステアリル、ココイルアルギニンエチルPCA、クオタニウム-33、コレステロール、乳酸、ジリノール酸ジイソプロピル、ベヘントリモニウムメトサルフェート、イソアルキル(C10-40)アミドプロピルエチルジモニウムエトサルフェート、ジステアリルジモニウムクロリド、ステアルトリモニウムクロリド、カラメル、クエン酸Na、EDTA-2Na、PG、BG、ペンチレングリコール、アモジメチコン、イソプロパノール、エタノール、フェノキシエタノール、メチルパラベン、プロピルパラベン、香料
のマーカー:ヘアコンディショニング剤
のマーカー:コーティング剤
のマーカー:保湿成分
のマーカー:油性成分(主にコーティング剤としての役割)
加水分解ケラチン(羊毛)以下の成分は配合率1%以下の成分であると考えられます。
カチオン界面活性剤は のマーカーで示した成分です。
カチオン界面活性剤が配合されていることでマイナスに帯電した髪にトリートメントが吸着し、髪を補修することができます。
アミノメイソン プレミアムモイスト クリームマスクはカチオン界面活性剤を多数配合しているため、トリートメントの吸着力と帯電防止効果が高いと考えられます。
加水分解ケラチン(羊毛)、加水分解ケラチン(カシミヤヤギ)、ステアルジモニウムヒドロキシプロピル加水分解ケラチン(羊毛)、加水分解ウールキューティクルタンパク、(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解シルク:タンパク質に似た構造を持つ成分でダメージホールを補修することで髪を疎水化し髪の痛みを防止します。
ダメージ補修成分(アミノ酸):タウリン、リシンHCl、グルタミン酸、ロイシン、グリシン、ヒスチジンHCl、セリン、バリン、アスパラギン酸Na、トレオニン、アラニン、イソロイシン、フェニルアラニン、プロリン、アルギニン、チロシン
毛髪の約80%はケラチンタンパク質でできています。
キューティクルが剥がれるとタンパク質が流出してしまいダメージホールと呼ばれる空洞ができてしまいます。
ダメージホールに水分が入り込むことで髪の水素結合が切れてしまい髪の痛みに繋がります。
タンパク質の構成成分はアミノ酸であり、アミノ酸補うことで髪を補修することができます。
ポリクオタニウム-64は毛髪に吸着し髪を補修します。
セラミドEOP、セラミドNG、セラミドNNP、セラミドAG、セラミドAP:はキューティクルを接着する役割があり、水分やタンパク質の流出を防ぎ髪を補修することができます。
化粧品で髪を補修するヘアケア方法という記事で詳しく書いていますが、髪を補修する方法として、キューティクルが剥がれるのを防止する方法があります。
キューティクルが剥がれるのを防止する方法としてCMC(細胞膜複合体)を補うことが挙げられます。
CMC(細胞膜複合体)はキューティクル同士やキューティクルとコルテックを接着することで、髪の水分やタンパク質を保持する役割があります。
セラミドEOP、セラミドNG、セラミドNNP、セラミドAG、セラミドAPはCMC(細胞膜複合体)と似た機能を持つため、髪を補修することができます。
(メタクリル酸グリセリルアミドエチル/メタクリル酸ステアリル)コポリマー:髪のボリュームアップ
クオタニウム-33:髪の疎水化と髪を摩擦から保護する役割があります。
洗い流さないトリートメントの成分による効果という記事で詳しく書いていますが、キューティクルは18-MEAと呼ばれる脂質でコーティングされています。
18-MEAは髪の疎水化と髪を摩擦から保護する役割があります。
ダメージを受け18-MEAが失われると髪が親水化し水素結合が切れることで髪の痛みに繋がります。
クオタニウム-33は18-MEAと似た機能を持つため、髪を補修することができます。
アミノメイソン プレミアムモイスト クリームマスクはヘアコンディショニング剤が多く配合されており、髪の補修効果がとても高いトリートメントだと考えられます。
コーティング剤は のマーカーで示した成分です。
シリコンによって髪がコーティングされることにより、髪の摩擦によるダメージが軽減されたり、髪が艶のある質感に仕上がります。
保湿成分は のマーカーで示した成分です。
保湿成分が髪の水分と結合することで水分の流出を防ぎ、髪の乾燥を防止することができます。
油性成分は のマーカーで示した成分です。
油性成分は主にコーティング剤としての役割があります。
その他の成分の特徴は以下の通りです。
水:基剤
アラントイン:抗炎症
コレステロール:セラミドの安定化
乳酸:pH調整剤
カラメル:着色剤
クエン酸Na:pH調整剤
EDTA-2Na:キレート剤(金属イオンによる品質低下の防止)
イソプロパノール、エタノール:溶剤
フェノキシエタノール、メチルパラベン、プロピルパラベン:防腐剤