今回はプリュスオー ハイドロミストの全成分表示の見方について書いていきます。
プリュスオー ハイドロミストの全成分表示の見方
プリュスオー ハイドロミストの全成分表示は以下の通りです。
水、グリセリン、エタノール、水添レシチン、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa、クオタニウム-33、セラミド2、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、コメヌカスフィンゴ糖脂質、ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム、ヒアルロン酸Na、ヒドロキシプロピルキトサン、(加水分解シルク/PGプロピルメチルシランジオール)クロスポリマー、加水分解シルク、加水分解ケラチン(羊毛)、γ-ドコサラクトン、乳酸Na、ザクロ果実エキス、アルガニアスピノサ核エキス、加水分解バオバブ葉エキス、メドウフォーム-δ-ラクトン、(メタクリル酸グリセリルアミドエチル/メタクリル酸ステアリル)コポリマー、クオタニウム-18、ココイルアルギニンエチルPCA、ベヘントリモニウムクロリド、ダイズステロール、フィトステロールズ、クエン酸、クエン酸Na、タウリン、リシンHCI、グルタミン酸、グリシン、ロイシン、ヒスチジンHCI、セリン、バリン、アスパラギン酸Na、トレオニン、アラニン、イソロイシン、アラントイン、フェニルアラニン、アルギニン、プロリン、グルコシルルチン、リゾレシチン、チロシン、イノシン酸2Na、グアニル酸2Na、ココイルグルタミン酸Na、1,2-ヘキサンジオール、ラウリン酸ポリグリセリル-10、カルボマー、ステアルトリモニウムクロリド、BG、トコフェロール、PEG-20ソルビタンココエート、メチルパラベン、イソプロパノール、プロパンジオール、フェノキシエタノール
のマーカー:ヘアコンディショニング剤
のマーカー:保湿成分
ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム以下の成分は配合率1%以下の成分であると考えられます。
カチオン界面活性剤は のマーカーで示した成分です。
カチオン界面活性剤が配合されていることでマイナスに帯電した髪にトリートメントが吸着し、髪を補修することができます。
ヘアコンディショニング剤は のマーカーで示した成分です。
ジラウロイルグルタミン酸リシンNa、セラミドNG、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)はキューティクルを接着する役割があり、水分やタンパク質の流出を防ぎ髪を補修することができます。
化粧品で髪を補修するヘアケア方法という記事で詳しく書いていますが、髪を補修する方法として、キューティクルが剥がれるのを防止する方法があります。
キューティクルが剥がれるのを防止する方法としてCMC(細胞膜複合体)を補うことが挙げられます。
CMC(細胞膜複合体)はキューティクル同士やキューティクルとコルテックを接着することで、髪の水分やタンパク質を保持する役割があります。
ジラウロイルグルタミン酸リシンNa、セラミドNG、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)はCMC(細胞膜複合体)と似た機能を持つため、髪を補修することができます。
クオタニウム-33:髪の疎水化と髪を摩擦から保護する役割があります。
洗い流さないトリートメントの成分による効果という記事で詳しく書いていますが、キューティクルは18-MEAと呼ばれる脂質でコーティングされています。
18-MEAは髪の疎水化と髪を摩擦から保護する役割があります。
ダメージを受け18-MEAが失われると髪が親水化し水素結合が切れることで髪の痛みに繋がります。
クオタニウム-33は18-MEAと似た機能を持つため、髪を補修することができます。
ヒドロキシプロピルキトサン:キューティクル保護、枝毛防止、ダメージ補修
(加水分解シルク/PGプロピルメチルシランジオール)クロスポリマー、ポリクオタニウム-51:キューティクルを接着する役割があり、水分やタンパク質の流出を防ぎ髪を補修することができます。
加水分解シルク、加水分解ケラチン(羊毛):タンパク質に似た構造を持つ成分でダメージホールを補修することで髪を疎水化し髪の痛みを防止します。
γ-ドコサラクトン:加熱により毛髪と結合を形成し髪を補修します。(キューティクル補修、髪のうねり、まとまり改善、髪のハリ、コシ改善。)
メドウフォーム-δ-ラクトン:加熱により毛髪ケラチンのアミノ基とアミド結合を形成することで髪を疎水化し保護する働きがあります。
(メタクリル酸グリセリルアミドエチル/メタクリル酸ステアリル)コポリマー:髪のボリュームアップ
クオタニウム-18:帯電防止効果、ヘアコンディショニング作用
ダメージ補修成分(アミノ酸):タウリン、リシンHCI、グルタミン酸、グリシン、ロイシン、ヒスチジンHCI、セリン、バリン、アスパラギン酸Na、トレオニン、アラニン、イソロイシン、フェニルアラニン、アルギニン、プロリン、グルコシルルチン、リゾレシチン、チロシン、イノシン酸2Na、グアニル酸2Na
毛髪の約80%はケラチンタンパク質でできています。
キューティクルが剥がれるとタンパク質が流出してしまいダメージホールと呼ばれる空洞ができてしまいます。
ダメージホールに水分が入り込むことで髪の水素結合が切れてしまい髪の痛みに繋がります。
タンパク質の構成成分はアミノ酸であり、アミノ酸補うことで髪を補修することができます。
プリュスオー ハイドロミストはヘアコンディショニング剤を多く配合しています。
保湿成分は のマーカーで示した成分です。
保湿成分が髪の水分と結合することで水分の流出を防ぎ、髪の乾燥を防止することができます。
その他の成分の特徴は以下の通りです。
水:基剤
エタノール:溶剤
水添レシチン:乳化剤
ダイズステロール、フィトステロールズ:セラミドの安定化
クエン酸、クエン酸Na:pH調整剤
アラントイン:抗炎症
ココイルグルタミン酸Na:乳化剤
ラウリン酸ポリグリセリル-10:乳化剤
カルボマー:増粘剤
トコフェロール:酸化防止剤
PEG-20ソルビタンココエート:乳化剤、可溶化剤(水に溶けにくい物質を溶解する)目的
メチルパラベン:防腐剤
イソプロパノール:溶剤
フェノキシエタノール:防腐剤