今回はモイスチュアコントロールシャンプーの全成分表示の見方について書いていきます。
モイスチュアコントロールシャンプーの全成分表示の見方
モイスチュアコントロールシャンプーの全成分表示は以下の通りです。
水、オレフィン (C14-16) スルホン酸Na、ココイルメチルタウリンNa、コカミドプロピルベタイン、ココイルグルタミン酸TEA、ココアンホ酢酸Na、ジステアリン酸グリコール、グリセリン、ツベルアエスチブムエキス、EDTA-2Na、PPG-2コカミド、オリーブ脂肪酸エチル、クエン酸、コカミドMEA、ポリクオタニウム-10、ポリクオタニウム-7、ラウリルベタイン、リンゴ酸、塩化Na、炭酸水素Na、フェノキシエタノール、メチルパラベン、安息香酸Na、香料
のマーカー:洗浄成分
のマーカー:洗浄補助剤、起泡剤、増泡剤、増粘剤
のマーカー:ヘアコンディショニング剤
のマーカーで示した成分は配合率1%以下であると考えられます。
主な洗浄成分は のマーカーで示した成分です。
オレフィン(C14-16)スルホン酸Na(スルホン酸系アニオン界面活性剤):モイスチュアコントロールシャンプーの主な洗浄成分
ココイルメチルタウリンNa(タウリン系アニオン界面活性剤):モイスチュアコントロールシャンプーの主な洗浄成分
コカミドプロピルベタイン(両性界面活性剤):アニオン界面活性剤との併用により、起泡力、洗浄力、粘度の向上。オレフィン(C14-16)スルホン酸Naの刺激緩和。
ココイルグルタミン酸TEA(アミノ酸系アニオン界面活性剤):モイスチュアコントロールシャンプーの主な洗浄成分
ココアンホ酢酸Na(両性界面活性剤):アニオン界面活性剤との併用により、起泡力、浸透力の向上。アニオン界面活性剤の刺激を緩和。
アニオン界面活性剤の洗浄力の強さは硫酸系>スルホン酸系>石鹸系>カルボン酸系>アミノ酸系、タウリン系です。
モイスチュアコントロールシャンプーの主な洗浄成分はスルホン酸系アニオン界面活性剤、タウリン系アニオン界面活性剤、アミノ酸系アニオン界面活性剤であることから、洗浄力は上の下程度だと考えられます。
その他の洗浄補助剤、起泡剤、増泡剤、増粘剤は のマーカーで示した成分です。
PPG-2コカミド(非イオン界面活性剤)洗浄力、起泡力、泡質、粘度の向上。
コカミドMEA(非イオン界面活性剤):アニオン界面活性剤との併用により、起泡力、洗浄力、泡質の向上。増粘。
ラウリルベタイン(両性界面活性剤):アニオン界面活性剤との併用により、起泡力、泡質、粘度の向上。オレフィン(C14-16)スルホン酸Naの刺激緩和。
モイスチュアコントロールシャンプーは起泡剤、増泡剤、増粘剤を多く配合していることから、泡立ちが良く、洗浄時の肌の摩擦を軽減できると考えられます。
ヘアコンディショニング剤は のマーカーで示した成分です。
ヘアコンディショニング剤を配合しているため、シャンプー時の指通りが良いと考えられます。
また、ヘアコンディショニング剤が配合されているため、シャンプー時の静電気を防止することができます。
その他の成分の特徴は以下の通りです。
水:基剤
ジステアリン酸グリコール:パール剤
グリセリン;保湿剤
ツベルアエスチブムエキス:CMC構成成分アミノ酸を含み、髪を補修
オリーブ脂肪酸エチル:CMC(細胞膜複合体)補修成分
CMC(細胞膜複合体)はキューティクル同士やキューティクルとコルテックを接着することで、髪の水分やタンパク質を保持する役割があります。
クエン酸:pH調整剤
リンゴ酸:pH調整剤
塩化Na:粘度調整
炭酸水素Na:pH調整剤
フェノキシエタノール:防腐剤
メチルパラベン:防腐剤
安息香酸Na:防腐剤