今回はルメント リペアマスクの全成分表示の見方について書いていきます。
ルメント リペアマスクの全成分表示の見方
ルメント リペアマスクの全成分表示は以下の通りです。
水、ジメチコン、水添ナタネ油アルコール、セタノール、ステアルトリモニウムクロリド、アルガニアスピノサ核油、バオバブ種子油、テオブロマグランジフロルム種子脂、アボガド油、コメヌカ油、加水分解ケラチン(羊毛・羽毛)、ヒアルロン酸Na、加水分解ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム、(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシピロピル加水分解コラーゲン、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、スクワラン、セラミドNG、フラーレン、ローマカミツレ花エキス、トウキンセンカ花エキス、ヤグルマギク花エキス、カミツレ花エキス、セイヨウオトギリソウ花/葉/茎エキス、フユボダイジュ花エキス、マグワ根皮エキス、オタネニンジン根エキス、サッカロミセスセレビシアエエキス、ローヤルゼリーエキス、ポリクオタニウム-51、ユズ果実エキス、モモ葉エキス、セテアラミドエチルジエトニウム加水分解コメタンパク、サトウカエデ樹液、ヒドロキシエチルウレア、ヘマチン、BG、アミノプロピルジメチコン、パルミチン酸エチルヘキシル、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルビス(ベヘニル/イソステアリル/フィトステリル)、ヒドロキシエチルセルレース、トリ水添ロジン酸グリセリル、ベヘントリモニウムメトサルフェート、ベヘントリモニウムクロリド、ジココジモニウムクロリド、ステアリルアルコール、べへニルアルコール、イソプロパノール、グリセリン、エタノール、クエン酸、EDTA-2Na、フェノキシエタノール、香料
のマーカー:ヘアコンディショニング剤
のマーカー:コーティング剤
のマーカー:保湿成分
のマーカー:油性成分(主にコーティング剤としての役割)
アルガニアスピノサ核油以下の成分は配合率1%以下の成分であると考えられます。
カチオン界面活性剤は のマーカーで示した成分です。
カチオン界面活性剤が配合されていることでマイナスに帯電した髪にトリートメントが吸着し、髪を補修することができます。
ルメント リペアマスクはカチオン界面活性剤を多数配合しているため、トリートメントの吸着力と帯電防止効果が高いと考えられます。
ヘアコンディショニング剤は のマーカーで示した成分です。
加水分解ケラチン(羊毛・羽毛):タンパク質に似た構造を持つ成分でダメージホールを補修することで髪を疎水化し髪の痛みを防止します。
(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシピロピル加水分解コラーゲン:加熱により毛髪表面に皮膜を形成し髪を保護します。
ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、セラミドNG、ユズ果実エキスはキューティクルを接着する役割があり、水分やタンパク質の流出を防ぎ髪を補修することができます。
化粧品で髪を補修するヘアケア方法という記事で詳しく書いていますが、髪を補修する方法として、キューティクルが剥がれるのを防止する方法があります。
キューティクルが剥がれるのを防止する方法としてCMC(細胞膜複合体)を補うことが挙げられます。
CMC(細胞膜複合体)はキューティクル同士やキューティクルとコルテックを接着することで、髪の水分やタンパク質を保持する役割があります。
ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、セラミドNG、ユズ果実エキスはCMC(細胞膜複合体)と似た機能を持つため、髪を補修することができます。
セテアラミドエチルジエトニウム加水分解コメタンパク:髪の疎水化と髪を摩擦から保護する役割があります。
洗い流さないトリートメントの成分による効果という記事で詳しく書いていますが、キューティクルは18-MEAと呼ばれる脂質でコーティングされています。
18-MEAは髪の疎水化と髪を摩擦から保護する役割があります。
ダメージを受け18-MEAが失われると髪が親水化し水素結合が切れることで髪の痛みに繋がります。
セテアラミドエチルジエトニウム加水分解コメタンパクは18-MEAと似た機能を持つため、髪を補修することができます。
ヘマチン:毛髪のケラチンと結合し髪を補修します。
トリ水添ロジン酸グリセリル:毛髪へまとまり、ツヤを付与します。
ルメント リペアマスクはヘアコンディショニング剤が多く配合されており、髪の補修効果がとても高いトリートメントだと考えられます。
コーティング剤は のマーカーで示した成分です。
シリコンによって髪がコーティングされることにより、髪の摩擦によるダメージが軽減されたり、髪が艶のある質感に仕上がります。
保湿成分は のマーカーで示した成分です。
保湿成分が髪の水分と結合することで水分の流出を防ぎ、髪の乾燥を防止することができます。
油性成分は のマーカーで示した成分です。
油性成分は主にコーティング剤としての役割があります。
その他の成分の特徴は以下の通りです。
水:基剤
フラーレン:抗酸化、抗シワ
ローマカミツレ花エキス:抗糖化
トウキンセンカ花エキス:血行促進、抗菌
ヤグルマギク花エキス:保湿、抗炎症、収れん
カミツレ花エキス:保湿、肌荒れ防止、収れん(肌を引き締める効果)
セイヨウオトギリソウ花/葉/茎エキス:抗炎症、収れん(肌を引き締める効果)
フユボダイジュ花エキス:抗炎症
マグワ根皮エキス:美白、保湿、抗炎症、抗酸化
サッカロミセスセレビシアエエキス:抗炎症、消臭
ローヤルゼリーエキス:保湿、細胞賦活(線維芽細胞増殖促進)
ヒドロキシエチルセルレース:増粘剤
イソプロパノール:溶剤
エタノール:溶剤
クエン酸:pH調整剤
EDTA-2Na:キレート剤(金属イオンによる品質低下の防止)
フェノキシエタノール:防腐剤