今回はDEW ブライトニングUVデイエッセンスの全成分表示の見方について書いていきます。
ブライトニングUVデイエッセンスの全成分表示の見方
DEW ブライトニングUVデイエッセンスの全成分表示は以下の通りです。
カモミラET、グリチルレチン酸ステアリル、水、エタノール、酸化Zn、パラメトキシケイ皮酸オクチル、低温焼成酸化Zn、濃グリセリン、DPG、イソノナン酸イソノニル、セバシン酸ジイソプロピル、アクリル酸ナトリウム・アクリロイルジメチルタウリン酸ナトリウム共重合体/イソヘキサデカン/ポリソルベート80、ジメチコン、BG、トリスエチルヘキシルオキシカルボニルアニリノトリアジン、2,4-ビス-[{4-(2-エチルヘキシルオキシ)-2-ヒドロキシ}-フェニル]-6-(4-メトキシフェニル)-1,3,5-トリアジン、2-[4-(ジエチルアミノ)-2-ヒドロキシベンゾイル]安息香酸ヘキシルエステル、シリコン被覆酸化亜鉛(S)、海藻エキス-1、スクワラン、チョウジ抽出液、低粘度メチルハイドロジェンポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、キサンタンガム、酢酸キトサミン、N-メチル-L-セリン、オレイン酸ソルビタン、エデト酸塩、セイヨウニワトコエキス、デヒドロジクレオソール、ヒアルロン酸Na-2、ジメチルシラノール・ヒアルロン酸縮合液、香料
医薬部外品(美白)、医薬部外品(抗炎症)
のマーカー:有効成分
のマーカー:紫外線吸収剤、紫外線散乱剤
のマーカー:保湿成分
のマーカー:油性成分
DEW ブライトニングUVデイエッセンスは医薬部外品であるため、化粧品と違い全成分が配合量の多い順に記載されていません。
そのため、配合量の多い成分と配合量1%以下の成分を判断するのは難しいです。
一方で、DEW ブライトニングUVデイエッセンスは医薬部外品であるため有効成分が一定量配合されていることが保証されています。
有効成分は のマーカーで示した成分です。
カモミラET:エンドセリン(情報伝達物質)によるメラニン生成の情報伝達を抑制することで、メラニンの生成を抑制する美白効果があります。
美白成分の効果とシミの予防という記事で詳しく書いていますが、紫外線から肌を守るために表皮の大部分を占めるケラチノサイトが情報伝達物質を分泌することで、メラノサイト(メラニン細胞)を活性化しメラニン生成を促します。
メラノサイトで作られたメラニンがケラチノサイトに送られ過剰に蓄積するとシミになります。
グリチルレチン酸ステアリル:抗炎症作用
グリチルレチン酸ステアリルは抗炎症作用を持つため、紫外線によって引き起こされる炎症を抑制する働きがあり、日焼け後のアフターケアとして使用することでシミを最小限に抑えることができると考えられます。
DEW ブライトニングUVデイエッセンスはシミ、ソバカスでお悩みの方に適した美容液だと考えられます。
紫外線吸収剤、紫外線散乱剤は のマーカーで示した成分です。
DEW ブライトニングUVデイエッセンスはSPF50+、PA++++の美容液です。
紫外線散乱剤と紫外線吸収剤による日焼け止めの効果という記事で詳しく書いていますが、紫外線散乱剤は物理的に紫外線を反射する働き、紫外線吸収剤は紫外線を吸収し熱などの別のエネルギーに変換することで紫外線の肌への影響を抑える働きがあります。
日焼けで皮膚が赤く炎症を起こすのはUVBが原因です。
UVBはエネルギーが強いため細胞の遺伝子を傷つけ皮膚がんの原因になります。
SPFはSun Protection Facterの略でUVBの防止効果を表す数値です。
日焼けで皮膚が赤く炎症を起こすまでの時間を何倍に伸ばすかを表しています。
日本人の場合、真夏の晴れた日では約25分で皮膚が赤く炎症を起こします。
DEW ブライトニングUVデイエッセンスはSPF50+であるため、25分×50=1250分(20時間50分)以上、皮膚が赤く炎症を起こすのを伸ばす効果があります。
日焼けでメラニンが増加し皮膚が黒くなるのは主にUVAが原因です。
メラニンが増えるとシミの原因となります。
PAはProtection Grade of UVAの略でUVAの防止効果を表す数値です。
UVAにより皮膚が黒くなるのは、もともと皮膚にあるメラニンがUVAにより酸化して直ぐに黒くなる即時型黒化とメラニンが増加し数日後、皮膚が黒くなる遅延型黒化があります。
そして、PAは即時型黒化を起こすまでの時間を何倍に伸ばすかを表しています。
DEW ブライトニングUVデイエッセンスはPA++++であるため、即時型黒化を起こすまでの時間を16倍以上伸ばす効果があるとされています。
酸化Zn:UVAおよびUVBを散乱する紫外線散乱剤
パラメトキシケイ皮酸オクチル:UVBを吸収する紫外線吸収剤
低温焼成酸化Zn:UVAおよびUVBを散乱する紫外線散乱剤
トリスエチルヘキシルオキシカルボニルアニリノトリアジン:UVAを吸収する紫外線吸収剤
2,4-ビス-[{4-(2-エチルヘキシルオキシ)-2-ヒドロキシ}-フェニル]-6-(4-メトキシフェニル)-1,3,5-トリアジン:UVAおよびUVBを吸収する紫外線吸収剤
2-[4-(ジエチルアミノ)-2-ヒドロキシベンゾイル]安息香酸ヘキシルエステル:UVAを吸収する紫外線吸収剤
シリコン被覆酸化亜鉛(S):UVAおよびUVBを散乱する紫外線散乱剤
油性成分は のマーカーで示した成分です。
油性成分は主にエモリエント剤としての働きがあります。
エモリエント剤は油性成分が肌をコーティングすることで水分の蒸発を防ぐ効果があります。
DEW ブライトニングUVデイエッセンスは水性成分の多いP/O/W処方であり、みずみずしい感触だと考えられます。
また、こすれ、摩擦に強いフリクションプルーフ機能、水に強いスーパーウォータープルーフ機能が期待できます。
その他の成分の特徴は以下の通りです。
水:溶剤
エタノール:溶剤
アクリル酸ナトリウム・アクリロイルジメチルタウリン酸ナトリウム共重合体/イソヘキサデカン/ポリソルベート80:増粘剤、乳化剤
チョウジ抽出液:保湿、抗酸化
低粘度メチルハイドロジェンポリシロキサン:粉体表面処理剤
メチルハイドロジェンポリシロキサン:粉体表面処理剤
キサンタンガム:増粘剤
オレイン酸ソルビタン:乳化剤
エデト酸塩:キレート剤(金属イオンによる品質低下の防止)