今回はベネフィーク クリアエマルジョンⅠの全成分表示の見方について書いていきます。
ベネフィーク クリアエマルジョンⅠの全成分表示の見方
ベネフィーク クリアエマルジョンⅠの全成分表示は以下の通りです。
トラネキサム酸、ケイ皮エキス、トウキエキス(1)、ジオウエキス、セイヨウサンザシエキス、クロレラエキス、サクラ葉抽出液、イザヨイバラエキス、ショウキョウエキス、精製水、ジプロピレングリコール、エタノール、メチルポリシロキサン、濃グリセリン、α-オレフィンオリゴマー、エリスリトール、テトラ2-エチルヘキサン酸ペンタエリトリット、ワセリン、メチルフェニルポリシロキサン、キシリット、ポリオキシエチレン(17)ポリオキシプロピレン(4)ジメチルエーテル、ベヘニルアルコール、ポリオキシエチレンベヘニルエーテル、カルボキシビニルポリマー、マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、バチルアルコール、水酸化カリウム、エデト酸二ナトリウム、1,3-ブチレングリコール、無水エタノール、ピロ亜硫酸ナトリウム、イノシット、ヨクイニンエキス、カリンエキス、フェノキシエタノール、香料
のマーカー:有効成分
のマーカー:保湿成分
のマーカー:油性成分
ベネフィーク クリアエマルジョンⅠは医薬部外品であるため、化粧品と違い全成分が配合量の多い順に記載されていません。
そのため、配合量の多い成分と配合量1%以下の成分を判断するのは難しいです。
一方で、ベネフィーク クリアエマルジョンⅠは医薬部外品であるため有効成分が一定量配合されていることが保証されています。
有効成分は のマーカーで示した成分です。
トラネキサム酸:肌荒れを促進するプラスミンというタンパク質分解酵素の生成を抑制する働きがあります。
ベネフィーク クリアエマルジョンⅠは肌荒れ、ニキビ、かゆみでお悩みの方に適した乳液だと考えられます。
また、ベネフィーク クリアエマルジョンⅠはシミを予防するのに適した乳液だと考えられます。
美白成分の効果とシミの予防という記事で詳しく書いていますが、紫外線から肌を守るために表皮の大部分を占めるケラチノサイトが情報伝達物質を分泌することで、メラノサイト(メラニン細胞)を活性化しメラニン生成を促します。
メラノサイトで作られたメラニンがケラチノサイトに送られ過剰に蓄積するとシミになります。
トラネキサム酸はメラニン生成を促す情報伝達物質であるプロスタグランジンの発生を抑制しメラニン生成を阻害する美白効果があります。
油性成分は のマーカーで示した成分です。
油性成分は主にエモリエント剤としての働きがあります。
エモリエント剤は油性成分が肌をコーティングすることで水分の蒸発を防ぐ効果があります。
その他の成分の特徴は以下の通りです。
セイヨウサンザシエキス::抗炎症、抗酸化、抗アレルギー、美白
サクラ葉抽出液:抗アレルギー
イザヨイバラエキス:美白、保湿(セラミド合成促進)、抗炎症、抗菌
ショウキョウエキス:血行促進
精製水:基剤
エタノール:清涼感付与、溶剤
ポリオキシエチレンベヘニルエーテル:乳化剤
カルボキシビニルポリマー:増粘剤
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体:増粘剤
水酸化カリウム:pH調整剤、中和剤
エデト酸二ナトリウム:キレート剤(金属イオンによる品質低下の防止)
無水エタノール:溶剤
ピロ亜硫酸ナトリウム:酸化防止剤
ヨクイニンエキス:抗炎症
カリンエキス:抗炎症、皮脂産生抑制、皮膚常在菌のバランス保持
フェノキシエタノール:防腐剤