今回はアミノマスター ディープリペアヘアトリートメントの全成分表示の見方について書いていきます。
アミノマスター ディープリペアヘアトリートメントの全成分表示の見方
アミノマスター ディープリペアヘアトリートメントの全成分表示は以下の通りです。
水、グリセリン、ベヘントリモニウムクロリド、ステアリルアルコール、ドデカン、セタノール、アモジメチコン、ケラチン、加水分解ケラチン、セラミドNG、ヒアルロン酸クロスポリマーNa、ヒアルロン酸Na、ローヤルゼリーエキス、プロポリスエキス、ハチミツエキス、ハチミツ、ヤシ油、白金、オウゴン根エキス、ワレモコウエキス、メドウフォーム-δ-ラクトン、オリーブ果実油、ヤシ油アルキルグルコシド、ジヒドロキシプロピルアルギニンHCl、リシンHCl、グルタミン酸、グリシン、ロイシン、ヒスチジンHCl、セリン、バリン、アスパラギン酸Na、トレオニン、アラニン、イソロイシン、シスチン、プロリン、フェニルアラニン、アルギニン、システイン、トリプトファン、チロシン、メチオニン、アラントイン、タウリン、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、クオタニウム-18、クオタニウム-33、トコフェロール、クエン酸Na、塩化Na、コレステロール、イノシン酸2Na、グアニル酸2Na、ペンチレングリコール、カラメル、BG、イソプロパノール、PG、ジメチコン、ステアルトリモニウムブロミド、シクロペンタシロキサン、乳酸、フェノキシエタノール、香料
のマーカー:ヘアコンディショニング剤
のマーカー:コーティング剤
のマーカー:保湿成分
のマーカー:油性成分(主にコーティング剤としての役割)
ケラチン以下の成分は配合率1%以下の成分であると考えられます。
カチオン界面活性剤は のマーカーで示した成分です。
カチオン界面活性剤が配合されていることでマイナスに帯電した髪にトリートメントが吸着し、髪を補修することができます。
ヘアコンディショニング剤は のマーカーで示した成分です。
ケラチン:タンパク質に似た構造を持つ成分でダメージホールを補修することで髪を疎水化し髪の痛みを防止します。
加水分解ケラチン:タンパク質に似た構造を持つ成分でダメージホールを補修することで髪を疎水化し髪の痛みを防止します。
セラミドNG、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)はキューティクルを接着する役割があり、水分やタンパク質の流出を防ぎ髪を補修することができます。
化粧品で髪を補修するヘアケア方法という記事で詳しく書いていますが髪を補修する方法として、キューティクルが剥がれるのを防止する方法があります。
キューティクルが剥がれるのを防止する方法としてCMC(細胞膜複合体)を補うことが挙げられます。
CMC(細胞膜複合体)はキューティクル同士やキューティクルとコルテックを接着することで、髪の水分やタンパク質を保持する役割があります。
セラミドNG、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)はCMC(細胞膜複合体)と似た機能を持つため、髪を補修することができます。
メドウフォーム-δ-ラクトン:加熱により毛髪ケラチンのアミノ基とアミド結合を形成することで髪を疎水化し保護する働きがあります。
ジヒドロキシプロピルアルギニンHCI:毛髪に吸着し髪を補修します。
ダメージ補修成分(アミノ酸):リシンHCl、グルタミン酸、グリシン、ロイシン、ヒスチジンHCl、セリン、バリン、アスパラギン酸Na、トレオニン、アラニン、イソロイシン、シスチン、プロリン、フェニルアラニン、アルギニン、システイン、トリプトファン、チロシン、メチオニン
毛髪の約80%はケラチンタンパク質でできています。
キューティクルが剥がれるとタンパク質が流出してしまいダメージホールと呼ばれる空洞ができてしまいます。
ダメージホールに水分が入り込むことで髪の水素結合が切れてしまい髪の痛みに繋がります。
タンパク質の構成成分はアミノ酸であり、アミノ酸補うことで髪を補修することができます。
クオタニウム-18:帯電防止効果、ヘアコンディショニング作用
クオタニウム-33:髪の疎水化と髪を摩擦から保護する役割があります。
洗い流さないトリートメントの成分による効果という記事で詳しく書いていますが、キューティクルは18-MEAと呼ばれる脂質でコーティングされています。
18-MEAは髪の疎水化と髪を摩擦から保護する役割があります。
ダメージを受け18-MEAが失われると髪が親水化し水素結合が切れることで髪の痛みに繋がります。
クオタニウム-33は18-MEAと似た機能を持つため、髪を補修することができます。
アミノマスター ディープリペアヘアトリートメントはヘアコンディショニング剤が多く配合されており、髪の補修効果が高いトリートメントだと考えられます。
コーティング剤は のマーカーで示した成分です。
シリコンによって髪がコーティングされることにより、髪の摩擦によるダメージが軽減されたり、髪が艶のある質感に仕上がります。
保湿成分は のマーカーで示した成分です。
保湿成分が髪の水分と結合することで水分の流出を防ぎ、髪の乾燥を防止することができます。
油性成分は のマーカーで示した成分です。
油性成分は主にコーティング剤としての役割があります。
その他の成分の特徴は以下の通りです。
水:基剤
プロポリスエキス:保湿、抗菌
オウゴン根エキス:保湿、美白、抗老化、収れん(肌を引き締める効果)
ワレモコウエキス:抗炎症、収れん(肌を引き締める効果)、抗菌、抗アレルギー、美白、抗老化、抗酸化
ヤシ油アルキルグルコシド:乳化剤
アラントイン:抗炎症
トコフェロール:酸化防止剤
クエン酸Na:pH調整剤
塩化Na:増粘剤
コレステロール:セラミドの安定化
カラメル:着色剤
乳酸:pH調整剤
フェノキシエタノール:防腐剤