今回はウェザープルーフトリートメントの全成分表示の見方について書いていきます。
ウェザープルーフトリートメントの全成分表示の見方
ウェザープルーフトリートメントの全成分表示は以下の通りです。
水、ビスアミノプロピルジメチコン、ステアリルアルコール、ベヘントリモニウムメトサルフェート、セタノール、香料、イソプロパノール、ベンジルアルコール、EDTA-2Na、パンテノール、パンテニルエチル、ヒスチジン、クエン酸、メチルクロロイソチアゾリノン、黄4、メチルイソチアゾリノン、赤227、青1
のマーカー:ヘアコンディショニング剤
のマーカー:コーティング剤
のマーカー:油性成分(主にコーティング剤としての役割)
のマーカーで示した成分は配合率1%以下であると考えられます。
カチオン界面活性剤は のマーカーで示した成分です。
カチオン界面活性剤が配合されていることでマイナスに帯電した髪にトリートメントが吸着し、髪を補修することができます。
ヘアコンディショニング剤は のマーカーで示した成分です。
パンテノール:髪の内部に浸透し、髪を補修します。
パンテニルエチル:髪の内部に浸透し、髪を補修します。
ヒスチジン:CMC(細胞膜複合体)構成成分であり、髪を補修します。
CMC(細胞膜複合体)はキューティクル同士やキューティクルとコルテックを接着することで、髪の水分やタンパク質を保持する役割があります。
コーティング剤は のマーカーで示した成分です。
ビスアミノプロピルジメチコン:ジメチコンの両末端をアミノプロピル基に置き換えた成分
シリコンによって髪がコーティングされることにより、髪の摩擦によるダメージが軽減されたり、髪が艶のある質感に仕上がります。
また、ビスアミノプロピルジメチコンはアミノプロピル基によりカチオン性を有しているため、マイナスに帯電した髪に吸着し、髪を補修することができます。
油性成分は のマーカーで示した成分です。
油性成分は主にコーティング剤としての役割があります。
ステアリルアルコール(高級アルコール):かたさ調整や乳化補助剤としての役割があります。
セタノール(高級アルコール):かたさ調整や乳化補助剤としての役割があります。
その他の成分の特徴は以下の通りです。
水:基剤
イソプロパノール:溶剤
ベンジルアルコール:溶剤
EDTA-2Na:キレート剤(金属イオンによる品質低下の防止)
クエン酸:pH調整剤
メチルクロロイソチアゾリノン:防腐剤
黄4:着色剤
メチルイソチアゾリノン:防腐剤
赤227:着色剤
青1:着色剤