自分と他人というのは思っている以上に別の生き物であり、自分と他人の幸せの基準がかけ離れている場合があります。自分と違う価値観に触れると自分を見失いそうになってしまいます。今回は自分と幸せの基準が違う人と接する時の心構えについて考えていきます。
自分と幸せの基準が違う人と接する時の心構え
自分と幸せの基準が違う人と接する時の心構えは、自分と他人は思っている以上に別の生き物であるという認識を持つことです。
普段自分の現状に幸せを感じている人でも、自分と幸せの基準が違う人と接することで自分を見失いそうになってしまうことがあります。
誰しも自分の歩んできた人生を肯定したいと思うため、自分の価値観と違う価値観に遭遇した時、防衛反応から価値観の押し付けが起こることがあります。
この際に自分と他人は思っている以上に別の生き物だということを認識できていないと、他人の幸せの基準が自分が目指すべき幸せの基準なのではないかと自分の幸せの基準を見失ってしまいます。
人それぞれ自分の価値観を持っており、何が正しいかというのは誰も決めることができないのではないでしょうか。
一方で、少数派の価値観、多数派の価値観があり人の心理から多数派の価値観が正しいという認識がされがちなのも事実だと考えられます。
他人の価値観の中には自分の人生を豊かにしてくれる参考にすべき価値観というのも存在します。
そのため、様々な価値観に触れることは大切なことですが、もし自分が少数派の価値観を持っており、多数派の価値観を持った集団と接した場合、自分の価値観を見失ってしまう可能性があります。
価値観を共有することは大切ですが、自分の価値観を認めてもらえないような空間だった場合は距離を置くことが重要なのではないかと考えられます。
他人に自分を認めてもらおうと他人の価値観に従って生きてしまうと、いつの間にか自分の人生ではなく他人の人生を生きてしまっている場合があります。
他人の考えや行動は変えることができないので、他人の価値観を否定する必要もなくただ距離を置いて自分の人生を生きることが幸せに繋がるのではないでしょうか。
他人と比較して他人が何をやっているのかということが気になってしまう人もいると思います。
自分の現状を良くしたいのならば他人が何をやっているのかではなく、自分が何をしなければならないのかを考えることが重要だと考えられます。
失敗や後悔を含めて自分自身を肯定できれば前に進むことができるのではないでしょうか。