悩み事や問題を抱えている時に他人は何もしてくれない場合が多いと思います。今回は他人は悩み事の解決を手伝ってくれない訳について考えていきます。
他人は何も解決してくれない訳
悩み事や問題を抱えている時に他人は何もしてくれない理由として、他人の悩み事を解決するするまでのプロセスが長いことが挙げられます。
他人の悩み事を解決するまでのプロセスは以下の通りです。
他人が悩み事を抱えていることを認知⇒他人の悩み事の特定⇒他人の悩み事の内容を理解⇒他人の悩み事が発生するメカニズムを理解⇒他人の悩み事の原因を特定⇒他人の悩み事の解決策を提示
まず、悩み事を抱えている本人はずっと悩んでいる訳ですから、本人にとっては自分に悩み事があることは当たり前のことです。
そのため、こんなに悩んでいるのに他人はどうして何もしてくれないのだろうと考えてしまいます。
一方で、本人にとっては悩みが深刻であり日常生活に支障をきたしているので周りの人も自分の悩み事に気が付いているだろうと考えがちですが、実際は他人が悩んでいることに気が付いていなかったり、他人の悩み事の深刻さを理解できていない場合が多いと思います。
他人が悩み事を抱えていることに気が付かない理由として、皆自分のことで精一杯であること、他人の悩み事に関心がないこと、他人の悩み事を悩むほどのことだと認識してないことなどが挙げられます。
他人が悩み事を抱えていることを認知できたら次は悩み事を特定しなければなりません。
他人の悩み事の特定が難しい理由として、悩んでいる本人が深刻な悩みほど他人に相談しづらいこと、他人が悩み事を深刻な問題だと捉えてないことなどが挙げられます。
他人の悩み事を特定できたら次は他人の悩み事の内容を理解しなければなりません。
悩んでいる本人からしたら悩み事の内容をある程度理解できていますが他人はその悩み事に関する知識や情報が無いため、まず知識や情報を得るという作業が必要になってきます。
例えば、悩み事が肌荒れだとしたら他人は本やネットなどで肌荒れについて調べなければ肌荒れの悩みを解決することができないため、まず肌荒れについて調べる必要があります。
逆の立場になって考えてほしいのですが、誰かが悩み事を抱えていることを認知したとしてその悩み事を解決するために本やネットなどでその悩み事について詳しく調べるでしょうか。
多くの人は他人の悩み事が解決することは願っていても、その悩み事について自分で調べようとはしないと考えられます。
他人の悩み事の内容を理解したら、悩み事が発生するメカニズムを理解する必要があります。
悩み事に関する大まかな内容は理解できても、悩み事が発生するメカニズムともなると専門的な内容になってきて理解できなかったり、そこで調べることをやめてしまう可能性が高くなります。
自分の悩み事でも悩み事が発生するメカニズムを理解するのは難しいのに他人の悩み事となるとなおさら敷居は高くなってくると考えられます。
その後、他人の悩み事の原因を特定して解決策を提案するのですが、本人じゃないとわからないことなどもあり、また、自分の力ではどうすることもできない場合もあり、実際のところしてあげれることは少ない場合が多いと思います。
これらのことから、何か悩み事や問題が起きた際、最終的に頼れるのは自分自身だけなのではないかと考えられます。