今回はライスフォース ディープモイスチュアローションの全成分表示の見方について書いていきます。
ライスフォース ディープモイスチュアローションの全成分表示の見方
ライスフォース ディープモイスチュアローションの全成分表示は以下の通りです。
ライスパワーNo.11、水、エタノール、BG、DPG、濃グリセリン、グリチルリチン酸2K、DL-PCA・Na液、グリセリン、大豆リゾリン脂質液、ヒアルロン酸Na-2、植物性スクワラン、天然ビタミンE、PEG(120)、POE・POPデシルテトラデシルエーテル、POE(25)POP(30)、カミツレ油-2、粘度調整剤、pH調整剤、メチルパラベン
医薬部外品(保湿)
のマーカー:有効成分
のマーカー:保湿成分
ライスフォース ディープモイスチュアローションは医薬部外品であるため、化粧品と違い全成分が配合量の多い順に記載されていません。
そのため、配合量の多い成分と配合量1%以下の成分を判断するのは難しいです。
一方で、ライスフォース ディープモイスチュアローションは医薬部外品であるため有効成分が一定量配合されていることが保証されています。
そのため、ライスフォース ディープモイスチュアローションは化粧品に比べて高い保湿効果が期待できると考えられます。
有効成分はライスパワーNo.11(米エキスNo.11)です。
ライスパワーNo.11(米エキスNo.11):保湿(セラミド産生促進効果)、肌のバリア機能改善
皮膚の水分量は基本的に皮脂、NMF(天然保湿因子)、細胞間脂質によって一定に保たれていますが、皮膚の水分量の約80%は細胞間脂質であるセラミドが維持しています。
セラミドの角質層における重要性という記事で詳しく書いていますが、セラミドが規則正しく並び、水分を挟み込むことで肌の水分を保持しています。
また、セラミドなどの細胞間脂質は規則正しく並ぶことで肌を外部刺激から守るバリア機能があります。
ライスフォース ディープモイスチュアローションは有効成分としてライスパワーNo.11(セラミド産生促進効果)を配合していることから、保湿、肌のバリア機能改善に役立つ化粧水だと考えられます。
保湿成分は のマーカーで示した成分です。
肌に水だけをつけても蒸発してしまうため、化粧水には水分を保持するために保湿成分が多く配合されています。
保湿成分が水と結合することで水の蒸発を防ぎ保湿することができます。
その他の成分の特徴は以下の通りです。
水:基剤
エタノール:清涼感付与、溶剤
グリチルリチン酸2K:抗炎症
大豆リゾリン脂質液:可溶化剤(水に溶けにくい物質を溶解する)目的
植物性スクワラン:エモリエント剤
天然ビタミンE:抗酸化、血行促進、抗老化、保湿
PEG(120):増粘剤
POE・POPデシルテトラデシルエーテル:可溶化剤(水に溶けにくい物質を溶解する)目的
POE(25)POP(30):可溶化剤(水に溶けにくい物質を溶解する)目的
カミツレ油-2:香料
メチルパラベン:防腐剤