今回はオルビス クレンジングリキッドの全成分表示の見方について書いていきます。
オルビス クレンジングリキッドの全成分表示の見方
オルビス クレンジングリキッドの全成分表示は以下の通りです。
DPG、水、トリイソステアリン酸PEG-20グリセリル、イソステアリン酸PEG-20グリセリル、ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン、ジイソステアリン酸PEG-12、ステアリン酸PEG-45、グリセレス-12、イソステアリン酸PG、シクロペンタシロキサン、プロパンジオール、グリチルリチン酸2K、セリン、グリシン、アラニン、ヒアルロン酸Na、ローズマリーエキス、BG、クエン酸、クエン酸Na、トコフェロール
のマーカー:界面活性剤型の洗浄成分
のマーカー:溶剤型の洗浄成分
のマーカー:保湿成分
のマーカーで示した成分は配合率1%以下であると考えられます。
クレンジングには溶剤型と界面活性剤型があります。
溶剤型は油で化粧(油性成分)を落とす仕組みです。
界面活性剤型は界面活性剤で化粧(油性成分)を落とす仕組みです。
オルビス クレンジングリキッドは溶剤型と界面活性剤型の両方の機能を持つリキッド系クレンジング料だと考えられます。
クレンジング料には、オイル系、クリーム系、ミルク系、リキッド・ジェル系、ローション系などがあり、洗浄力、摩擦力に違いがあります。
クレンジング料の洗浄力はオイル系>クリーム系>ミルク系、リキッド・ジェル系>ローション系です。
界面活性剤型の洗浄成分は のマーカーで示した成分です。
多価アルコールのDPG、プロパンジオールと非イオン界面活性剤のトリイソステアリン酸PEG-20グリセリル、イソステアリン酸PEG-20グリセリル、ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル、ジイソステアリン酸PEG-12、ステアリン酸PEG-45、イソステアリン酸PGが作る液晶の中に化粧(油性成分)を包み込むことで化粧(油性成分)を落とすことができます。
液晶とは固体と液体の中間の状態にある物質です。
溶剤型の洗浄成分は のマーカーで示した成分です。
同じもの同士は良く混ざる性質があるため、油で化粧(油性成分)を落とすことができます。
クレンジングに使用される油性成分として、炭化水素、シリコン、エステル、油脂、高級アルコール、高級脂肪酸などが挙げられます。
洗浄力の強さは炭化水素>シリコン>エステル>油脂>高級アルコール>高級脂肪酸です。
ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン:シリコン
シクロペンタシロキサン:シリコン
オルビス クレンジングリキッドは溶剤型と界面活性剤型の両方の機能を持つリキッド系クレンジング料であり、溶剤型の洗浄成分がシリコンであることから、洗浄力は中の中程度だと考えられます。
主な保湿成分は のマーカーで示した成分です。
オルビス クレンジングリキッドは保湿成分を多く配合したクレンジング料です。
保湿成分:DPG、グリセレス-12、プロパンジオール、セリン、グリシン、アラニン、ヒアルロン酸Na、ローズマリーエキス、BG
その他の成分の特徴は以下の通りです。
水:基剤
グリチルリチン酸2K:抗炎症
クエン酸、クエン酸Na:pH調整剤
トコフェロール:酸化防止剤