今回はマイルドジェルクレンジングの全成分表示の見方について書いていきます。
マイルドジェルクレンジングの全成分表示の見方
マイルドジェルクレンジングの全成分表示は以下の通りです。
ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル、水、オレイン酸エチル、パルミチン酸エチルヘキシル、BG、水添ポリイソブテン、ジメチコン、ポリクオタニウム-51、アンズ果汁、モモ葉エキス、グリセリン、ヒアルロン酸Na、グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、エチルヘキシルグリセリン、トコフェロール、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、水酸化K、フェノキシエタノール、メチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン、オレンジ果皮油
のマーカー:界面活性剤型の洗浄成分
のマーカー:溶剤型の洗浄成分
のマーカー:ジェル形成剤
のマーカーで示した成分は配合率1%以下であると考えられます。
クレンジングには溶剤型と界面活性剤型があります。
溶剤型は油で化粧(油性成分)を落とす仕組みです。
界面活性剤型は界面活性剤で化粧(油性成分)を落とす仕組みです。
マイルドジェルクレンジングは溶剤型と界面活性剤型の両方の機能を持つジェル系クレンジング料だと考えられます。
界面活性剤型の洗浄成分は のマーカーで示した成分です。
多価アルコールのBGと非イオン界面活性剤のヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリルが作る液晶の中に化粧(油性成分)を包み込むことで化粧(油性成分)を落とすことができます。
液晶とは固体と液体の中間の状態にある物質です。
溶剤型の洗浄成分は のマーカーで示した成分です。
同じもの同士は良く混ざる性質があるため、油で化粧(油性成分)を落とすことができます。
オレイン酸エチル:エステル
パルミチン酸エチルヘキシル:エステル
水添ポリイソブテン:炭化水素
ジメチコン:シリコン
様々な種類の油性成分を配合することで、様々な種類の化粧(油性成分)を落とすことができると考えられます。
クレンジング料には、オイル系、クリーム系、ミルク系、リキッド・ジェル系、ローション系などがあり、洗浄力、摩擦力に違いがあります。
クレンジング料の洗浄力はオイル系>クリーム系>ミルク系、リキッド・ジェル系>ローション系です。
マイルドジェルクレンジングは溶剤型と界面活性剤型の両方の機能を持つジェル系クレンジング料であることから洗浄力は中の上程度だと考えられます。
ジェル形成剤は のマーカーで示した成分です。
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマーを水酸化Kで中和すると網目状の結合を形成しジェル状のクレンジングを作ることができます。
ジェル状にすることで肌の摩擦を軽減できるのではないかと考えられます。
その他の成分の特徴として保湿成分を多く配合しています。
保湿成分:ポリクオタニウム-51、アンズ果汁、モモ葉エキス、グリセリン、ヒアルロン酸Na、グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、エチルヘキシルグリセリン
その他の成分の特徴は以下の通りです。
水:基剤
トコフェロール:酸化防止剤
フェノキシエタノール:防腐剤
メチルパラベン:防腐剤
プロピルパラベン:防腐剤
ブチルパラベン:防腐剤
オレンジ果皮油:香料