今回はメトメ ケアクレンジングジェルの全成分表示の見方について書いていきます。
メトメ ケアクレンジングジェルの全成分表示の見方
メトメ ケアクレンジングジェルの全成分表示は以下の通りです。
水、ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル、BG、ラウリン酸ポリグリセリル-10、ペンチレングリコール、ヒアルロン酸Na、加水分解コラーゲン、ダイズ種子エキス、フィトステロールズ、ジオウ根エキス、セラミドAP、セラミドNG、セラミドNP、セラミドEOP、水添レシチン、トコフェロール、エチドロン酸、カルボマー、水酸化Na、エチルヘキシルグリセリン、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、香料
のマーカー:洗浄成分
のマーカー:ジェル形成剤
のマーカー:保湿成分
のマーカーで示した成分は配合率1%以下であると考えられます。
クレンジングには溶剤型と界面活性剤型があります。
溶剤型は油で化粧(油性成分)を落とす仕組みです。
界面活性剤型は界面活性剤で化粧(油性成分)を落とす仕組みです。
メトメ ケアクレンジングジェルは界面活性剤型のジェル系クレンジング料です。
洗浄成分は のマーカーで示した成分です。
多価アルコールのBG、ペンチレングリコールと非イオン界面活性剤のヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル、ラウリン酸ポリグリセリル-10が作る液晶の中に化粧(油性成分)を包み込むことで化粧(油性成分)を落とすことができます。
液晶とは固体と液体の中間の状態にある物質です。
クレンジング料には、オイル系、クリーム系、ミルク系、リキッド・ジェル系、ローション系などがあり、洗浄力、摩擦力に違いがあります。
クレンジング料の洗浄力はオイル系>クリーム系>ミルク系、リキッド・ジェル系>ローション系です。
メトメ ケアクレンジングジェルは界面活性剤型のジェル系クレンジング料であることから洗浄力は中の下程度だと考えられます。
ジェル形成剤は のマーカーで示した成分です。
カルボマー、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマーを水酸化Naで中和すると網目状の結合を形成しジェル状のクレンジングを作ることができます。
ジェル状にすることで肌の摩擦を軽減できるのではないかと考えられます。
保湿成分は のマーカーで示した成分です。
メトメ ケアクレンジングジェルは保湿成分を多く配合したクレンジングジェルです。
その他の成分の特徴は以下の通りです。
水:基剤
フィトステロールズ:エモリエント剤、セラミドの安定化
水添レシチン:乳化剤
トコフェロール:酸化防止剤
エチドロン酸:キレート剤(金属イオンによる品質低下の防止)