今回はヘアザプロテインモイストシャンプーの全成分表示の見方について書いていきます。
ヘアザプロテインモイストシャンプーの全成分表示の見方
ヘアザプロテインモイストシャンプーの全成分表示は以下の通りです。
水、コカミドプロピルベタイン、ラウラミドDEA、ココイルメチルタウリンNa、ラウロイルメチルアラニンNa、アーモンドタンパク、加水分解ローヤルゼリータンパク、ホエイタンパク、加水分解コメタンパク、 加水分解ダイズタンパク、加水分解ハチミツタンパク、豆乳発酵液、アーモンド油、コメデンプン、ヤシ油、ケラチン、シルク、パンテノール、シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール、リシンHCI、アラニン、アルギニン、ヒスチジンHCI、セリン、プロリン、グルタミン酸、トレオニン、バリン、ロイシン、グリシン、アラントイン、イソロイシン、フェニルアラニン、タウリン、ヘマチン、乳糖、グリセリン、フェノキシエタノール、BG、ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル、ココイルグリシンNa、PEG-1ラウリルグリコール、ポリクオタニウム-10、ポリクオタニウム-7、ヒドロキシプロピルシクロデキストリン、クエン酸、エチドロン酸、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル、エチドロン酸4Na、香料、エタノール
のマーカー:洗浄成分
のマーカー:洗浄補助剤、起泡剤、増泡剤
のマーカー:ヘアコンディショニング剤
のマーカーで示した成分は配合率1%以下であると考えられます。
主な洗浄成分は のマーカーで示した成分です。
コカミドプロピルベタイン(両性界面活性剤):アニオン界面活性剤との併用により、起泡力、洗浄力、粘度の向上。
ラウラミドDEA(非イオン界面活性剤):アニオン界面活性剤の起泡力、洗浄力の向上。増粘剤、可溶化剤
ココイルメチルタウリンNa(タウリン系アニオン界面活性剤):ヘアザプロテインモイストシャンプーの主な洗浄成分
ラウロイルメチルアラニンNa(アミノ酸系アニオン界面活性剤):ヘアザプロテインモイストシャンプーの主な洗浄成分
界面活性剤の洗浄力はアニオン界面活性剤>両性界面活性剤、非イオン界面活性剤です。
アニオン界面活性剤の洗浄力の強さは硫酸系>スルホン酸系>石鹸系>カルボン酸系>アミノ酸系、タウリン系です。
ヘアザプロテインモイストシャンプーの主な洗浄成分は両性界面活性剤、非イオン界面活性剤、タウリン系アニオン界面活性剤、アミノ酸系アニオン界面活性剤であることから、肌に優しいシャンプーだと考えられます。
その他の洗浄補助剤、起泡剤、増泡剤は のマーカーで示した成分です。
ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル(非イオン界面活性剤):アニオン界面活性剤との併用により、泡質の向上
ココイルグリシンNa(アミノ酸系アニオン界面活性剤):洗浄補助剤、起泡剤
ヘアコンディショニング剤は のマーカーで示した成分です。
ケラチン:タンパク質に似た構造を持つ成分でダメージホールを補修することで髪を疎水化し髪の痛みを防止します。
シルク:タンパク質に似た構造を持つ成分でダメージホールを補修することで髪を疎水化し髪の痛みを防止します。
パンテノール:髪の内部に浸透し、髪を補修します。
シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール:毛髪への有効成分の浸透を促進し、髪を補修します。
ダメージ補修成分(アミノ酸):リシンHCI、アラニン、アルギニン、ヒスチジンHCI、セリン、プロリン、グルタミン酸、トレオニン、バリン、ロイシン、グリシン、イソロイシン、フェニルアラニン、タウリン
毛髪の約80%はケラチンタンパク質でできています。
キューティクルが剥がれるとタンパク質が流出してしまいダメージホールと呼ばれる空洞ができてしまいます。
ダメージホールに水分が入り込むことで髪の水素結合が切れてしまい髪の痛みに繋がります。
タンパク質の構成成分はアミノ酸であり、アミノ酸補うことで髪を補修することができます。
ヘマチン:毛髪のケラチンと結合し髪を補修します。
PEG-1ラウリルグリコール:ヘアコンディショニング剤、可溶化剤
ポリクオタニウム-10:シャンプー時の指通りを良くする効果や静電気を防止する効果があります。
ポリクオタニウム-7:帯電防止、ヘアコンディショニング剤
ヘアザプロテインモイストシャンプーはヘアコンディショニング剤を多く配合したシャンプーです。
その他の成分の特徴は以下の通りです。
水:基剤
アーモンドタンパク、加水分解ローヤルゼリータンパク、ホエイタンパク、加水分解コメタンパク、 加水分解ダイズタンパク、加水分解ハチミツタンパク、豆乳発酵液、乳糖、グリセリン、BG:保湿剤
アーモンド油、ヤシ油:エモリエント剤
コメデンプン:吸着剤
アラントイン:抗炎症
フェノキシエタノール:防腐剤
ヒドロキシプロピルシクロデキストリン:キレート剤(金属イオンによる品質低下の防止)、乳化安定剤
クエン酸:pH調整剤
エチドロン酸:キレート剤(金属イオンによる品質低下の防止)
ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル:防腐剤
エチドロン酸4Na:キレート剤(金属イオンによる品質低下の防止)
エタノール:溶剤