今回はフローラドリップの全成分表示の見方について書いていきます。
フローラドリップの全成分表示の見方
フローラドリップの全成分表示は以下の通りです。
アスペルギルス/((カワラヨモギ/ヤグルマギク)花/葉/茎/(ヤマヨモギ/メリッサ/タチジャコウソウ)葉/茎)発酵液、水、BG、エタノール、グリセリン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、アルカリゲネス産生多糖体、トコフェノール、EDTA-2Na、PEG-20水添ヒマシ油、イソステアリン酸PEG-50水添ヒマシ油、ステアリン酸グリセリル、セテアリルアルコール、フェノキシエタノール、香料、カラメル
のマーカー:油性成分
のマーカー:非イオン界面活性剤
のマーカーで示した成分は配合率1%以下であると考えられます。
保湿成分は のマーカーで示した成分です。
化粧品の全成分表示は配合率が多い順に記載されています。
ほとんどの化粧水は8割以上が水である場合が多いのに対して、フローラドリップは保湿成分であるアスペルギルス/((カワラヨモギ/ヤグルマギク)花/葉/茎/(ヤマヨモギ/メリッサ/タチジャコウソウ)葉/茎)発酵液が水より多く配合されています。
保湿成分であるアスペルギルス/((カワラヨモギ/ヤグルマギク)花/葉/茎/(ヤマヨモギ/メリッサ/タチジャコウソウ)葉/茎)発酵液の配合率が最も多いことからフローラドリップはかなり保湿効果の高い化粧水だと考えられます。
肌に水だけをつけても蒸発してしまうため、化粧水には水分を保持するために保湿成分が多く配合されています。
保湿成分が持つヒドロキシ基(-OH基)が水と水素結合することで水の蒸発を防ぎ保湿することができます。
油性成分は のマーカーで示した成分です。
油性成分は肌をコーティングすることで水分の蒸発を防ぐエモリエント効果があります。
一方で、化粧水はほとんど水性成分で構成されているため、エモリエント効果はあまり期待できないと考えられます。
非イオン界面活性剤は のマーカーで示した成分です。
フローラドリップは化粧水ですがエモリエント剤として油性成分が含まれているため、水性成分と油性成分を混ぜるために非イオン界面活性剤が配合されています。
その他の成分の特徴は以下の通りです。
エタノール:感触改良剤
エタノールを配合することで清涼感や浸透性を演出することができます。
トコフェロール:酸化防止剤
EDTA-2Na:キレート剤(金属イオンによる品質低下の防止)
フェノキシエタノール:防腐剤
カラメル:着色料