今回はドレスリフトローションの全成分表示の見方について書いていきます。
ドレスリフトローションの全成分表示の見方
ドレスリフトローションの全成分表示は以下の通りです。
水、DPG、グリセリン、メチルグルセス-10、エタノール、BG、ブドウ芽エキス、サッカロミセスセレビシアエエキス、加水分解イネ葉エキス、加水分解コメエキス、加水分解コラーゲン、クインスシードエキス、ラフィノース、ダマスクバラ花油、ジグリセリン、ペンチレングリコール、ベタイン、エチルヘキシルグリセリン、カルボキシメチルデキストランNa、カルボマーK、PEG-60水添ヒマシ油、クエン酸Na、水酸化Na、香料、フェノキシエタノール
のマーカーで示した成分は配合率1%以下であると考えられます。
保湿成分は のマーカーで示した成分です。
ドレスリフトローションは保湿成分を多く配合しており、かなり保湿効果の高い化粧水だと考えられます。
肌に水だけをつけても蒸発してしまうため、化粧水には水分を保持するために保湿成分が多く配合されています。
保湿成分が持つヒドロキシ基(-OH基)が水と水素結合することで水の蒸発を防ぎ保湿することができます。
分子構造上、水(H2O)と水素結合する(-OH基)が多い物質の方が高い保湿効果があります。
DPG:分子内にヒドロキシ基(-OH基)を2つ持っており、水と水素結合することで水の蒸発を防ぎ保湿することができます。静菌作用。
グリセリン:分子内にヒドロキシ基(-OH基)を3つ持っており、水と水素結合することで水の蒸発を防ぎ保湿することができます。
メチルグルセスー10:保湿、皮膚柔軟効果
BG:分子内にヒドロキシ基(-OH基)を2つ持っており、水と水素結合することで水の蒸発を防ぎ保湿することができます。静菌作用。
ブドウ芽エキス:肌にハリとツヤを与える保湿剤
サッカロミセスセレビシアエエキス、加水分解イネ葉エキス、加水分解コメエキス、クインスシードエキス:保湿剤
加水分解コラーゲン:肌に弾力を与える保湿剤
ラフィノース:浸透性保湿成分
ジグリセリン:分子内にヒドロキシ基(-OH基)を4つ持っており、水と水素結合することで水の蒸発を防ぎ保湿することができます。
ペンチレングリコール:分子内にヒドロキシ基(-OH基)を2つ持っており、水と水素結合することで水の蒸発を防ぎ保湿することができます。静菌作用。
ベタイン:保湿、角質層の柔軟化
エチルヘキシルグリセリン:保湿、角質層の柔軟化、抗菌
小じわは主に表皮の乾燥が原因であるため、表皮を保湿することで小じわを防止することができます。
また、乾燥により肌のキメが乱れると、肌の表面が凸凹になり光が乱反射することでくすみに繋がります。
ドレスリフトローションは保湿成分を多く配合しているため、乾燥による肌のキメの乱れを防止するのに役立つ化粧水だと考えられます。
その他の成分の特徴は以下の通りです。
水:基剤
エタノール:清涼感付与
ダマスクバラ花油:精油
カルボキシメチルデキストランNa:増粘剤
カルボマーK:増粘剤
PEG-60水添ヒマシ油:可溶化剤
クエン酸Na:pH調整剤
水酸化Na:pH調整剤
フェノキシエタノール:防腐剤