今回はキュレル泡洗顔料の全成分表示の見方について書いていきます。
キュレル泡洗顔料の全成分表示の見方
キュレル泡洗顔料の全成分表示は以下の通りです。
グリチルリチン酸2K、精製水、グリセリン、ラウロイルアスパラギン酸Na液、マルチトール、ラウリルヒドロキシスルホベタイン液、PG、PEG6000、ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸Na、ステアリン酸POEソルビタン、グリセリルエチルヘキシルエーテル、水酸化カリウム液(A)、エデト酸塩、フェノキシエタノール、パラベン
のマーカー:有効成分
のマーカー:洗浄成分
のマーカー:保湿成分
キュレル泡洗顔料は医薬部外品であるため、化粧品と違い全成分が配合量の多い順に記載されていません。
そのため、配合量の多い成分と配合量1%以下の成分を判断するのは難しいです。
一方で、キュレル泡洗顔料は医薬部外品であるため有効成分が一定量配合されていることが保証されています。
有効成分は のマーカーで示した成分です。
グリチルリチン酸2Kは抗炎症作用を持つことから、キュレル泡洗顔料は肌荒れ、ニキビ、かゆみでお悩みの方に適した洗顔料だと考えられます。
主な洗浄成分は のマーカーで示した成分です。
ラウロイルアスパラギン酸Na液(アミノ酸系アニオン界面活性剤):キュレル泡洗顔料の主な洗浄成分です。
ラウリルヒドロキシスルホベタイン液(両性界面活性剤):アニオン界面活性剤との併用により、洗浄力、起泡力、泡質、粘度を向上します。
ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸Na(アミノ酸系アニオン界面活性剤):キュレル泡洗顔料の主な洗浄成分です。
洗顔料の洗浄力の強さは石鹸系>カルボン酸系>アミノ酸系です。
洗顔料の洗浄成分の多くが石鹸系であるのに対して、キュレル泡洗顔料の主な洗浄成分はアミノ酸系アニオン界面活性剤、両性界面活性剤であり、普通の石鹸系の洗顔料に比べて肌に優しい洗顔料だと考えられます。
また、肌のpHと常在菌という記事で詳しく書いていますが、私たちの肌は弱酸性に保たれることによって、雑菌やウイルスが侵入するのを防いでいます。
肌トラブルを起こす菌は酸性の環境を嫌い、アルカリ性の環境を好むため、肌のpHがアルカリ性に傾くと肌トラブルに繋がります。
キュレル泡洗顔料は弱酸性であることから、肌に優しい洗顔料だと考えられます。
保湿成分は のマーカーで示した成分です。
保湿成分が多く配合されているため、キュレル泡洗顔料は保湿効果の高い洗顔料だと考えられます。
その他の成分の特徴は以下の通りです。
精製水:基剤
PEG6000:乳化補助剤、増粘剤
ステアリン酸POEソルビタン:乳化剤
水酸化カリウム液(A):pH調整剤
エデト酸塩:キレート剤(金属イオンによる品質低下の防止)
フェノキシエタノール:防腐剤
パラベン:防腐剤