今回はクリーム イン ナイトの全成分表示の見方について書いていきます。
クリーム イン ナイトの全成分表示の見方
クリーム イン ナイトの全成分表示は以下の通りです。
水、スクワラン、マルチトール、マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル、DPG、グリセリン、BG、ホホバ種子油、トリイソステアリン、オリーブ果実油、ベヘニルアルコール、パルミチン酸セチル、セテアリルアルコール、分岐脂肪酸(C10-40)コレステロールエステルズ、水添レシチン、コレステロール(羊毛)、ジメチコン、イソステアリン酸、カルボマー、キサンタンガム、水酸化K、パルミチン酸、香料、EDTA-2Na、グリチルリチン酸2K、フカスセラツスエキス、テンチャエキス、ビターオレンジ果皮エキス、フェノキシエタノール、クロルフェネシン
のマーカー:油性成分
のマーカーで示した成分は配合率1%以下であると考えられます。
主な保湿成分は のマーカーで示した成分です。
肌に水だけをつけても蒸発してしまうため、水分を保持するために保湿成分が配合されています。
保湿成分が持つヒドロキシ基(-OH基)が水と水素結合することで水の蒸発を防ぎ保湿することができます。
分子構造上、水(H2O)と水素結合する(-OH基)が多い物質の方が高い保湿効果があります。
マルチトール:保湿剤
DPG:分子内にヒドロキシ基(-OH基)を2つ持っており、水と水素結合することで水の蒸発を防ぎ保湿することができます。静菌作用。
グリセリン:分子内にヒドロキシ基(-OH基)を3つ持っており、水と水素結合することで水の蒸発を防ぎ保湿することができます。
BG:分子内にヒドロキシ基(-OH基)を2つ持っており、水と水素結合することで水の蒸発を防ぎ保湿することができます。静菌作用。
フカスセラツスエキス:保湿成分
テンチャエキス:保湿成分
ビターオレンジ果皮エキス:保湿成分
油性成分は のマーカーで示した成分です。
油性成分は主にエモリエント剤としての働きがあります。
エモリエント剤は油性成分が肌をコーティングすることで水分の蒸発を防ぐ効果があります。
スクワラン(炭化水素):エモリエント剤、感触改良剤
マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル(エステル):抱水性のあるエモリエント剤
ホホバ種子油(ロウ):エモリエント剤
トリイソステアリン(エステル):エモリエント剤
オリーブ果実油(油脂):エモリエント剤
ベヘニルアルコール(高級アルコール):乳化補助剤、感触改良剤
パルミチン酸セチル(エステル):エモリエント剤、感触改良剤、光沢付与剤
セテアリルアルコール(高級アルコール):乳化補助剤、感触改良剤
分岐脂肪酸(C10-40)コレステロールエステルズ(エステル):エモリエント剤
コレステロール(羊毛):エモリエント剤
ジメチコン(シリコン):感触改良剤
イソステアリン酸(高級脂肪酸):感触改良剤
パルミチン酸(高級脂肪酸):感触改良剤
クリーム イン ナイトは油性成分を多く配合しているため、エモリエント効果の高いクリームだと考えられます。
その他の成分の特徴は以下の通りです。
水:基剤
水添レシチン:乳化剤
カルボマー:増粘剤
キサンタンガム:増粘剤
水酸化K:pH調整剤、中和剤
EDTA-2Na:キレート剤(金属イオンによる品質低下の防止)
グリチルリチン酸2K:抗炎症
フェノキシエタノール:防腐剤
クロルフェネシン:防腐剤