カラートリートメントはヘアカラーやヘアマニキュアと何が違うのでしょうか。今回はカラートリートメントの原理と効果、ヘアカラーやヘアマニキュアとの違いなどについて考えていきます。
カラートリートメントの原理
カラートリートメントはHC染料と塩基性染料が主に使われています。
HC染料は分子量が小さいためキューティクルに入っていくことで髪を染めます。
塩基性染料はプラスの電荷を持っているためマイナスの電荷を帯びた髪に染着することで髪を染めます。
ヘアカラーやヘアマニキュアとの違い
ヘアカラーはアルカリ剤でキューティクルを開き、酸化剤がメラニンを脱色するとともに、酸化染料を酸化し発色させます。そのため、約2ヶ月間色持ちします。
カラートリートメントはキューティクルを開くことなく染色しており、また、トリートメントの効果もあるため、ヘアカラーに比べて髪を痛めることなく染色できます。一方で、染料の染着力が弱いため約1~2週間程度色持ちします。
ヘアマニキュアとカラートリートメントは似ていますが、ヘアマニキュアは一度で染色するのに対して、カラートリートメントは何回か使用することで徐々に染色していきます。
ヘアマニキュアと同様にカラートリートメントは黒髪を明るくすることはできないため、白髪染めやヘアカラーの色落ちを防ぐ効果が期待できると考えられます。
ヘアカラー、ヘアマニキュアについてはヘアカラーの原理やヘアマニキュアとの違いという記事で詳しく書いています。
カラートリートメントの効果的な使い方
カラートリートメントの一般的な使い方は、シャンプー後、髪をタオルで乾かし、カラートリートメントを髪に塗布する。5分ほど放置し、その後シャワーですすぎ、乾かす。といった方法で使われます。
カラートリートメントの効果的な使い方としては、乾いた髪に使用する、放置時間を長めにする、温めるなどが挙げられます。
カラートリートメントのメリット、デメリット
カラートリートメントのメリットとして、髪を補修しながら染めることができる、自宅で手軽に髪を染められる、比較的安い値段で染めることができる、短時間で染めることができるなどが挙げられます。
カラートリートメントのデメリットとしては、一度で染まらない、今の髪色より明るく染めれない、褪色が早いなどが挙げられます。
カラートリートメントは色落ちが早い、明るく染められないことなどの特徴がありますが、色をすぐに変えたい人、少しだけ髪色を変えたい人などには適しているのではないでしょうか。