今回はクレームデマキアントの全成分表示の見方について書いていきます。
クレームデマキアントの全成分表示の見方
クレームデマキアントの全成分表示は以下の通りです。
水添ポリデセン、テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル、ソルビトール、水、グリセリン、イソドデカン、ジメチコン、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン、ステアリン酸スクロース、PPG-15ブテス-20、PEG-60水添ヒマシ油、ココイルメチルタウリンNa、トレハロース、アルガニアスピノサ油、PEG/PPG-14/7ジメチルエーテル、アルギン酸Na、グリチルリチン酸2K、セイヨウサンザシ花エキス、セリン、アセチルヒアルロン酸Na、クララ根エキス、ポリクオタニウム-51、加水分解シルク、加水分解コンキオリン、クエン酸Na、クエン酸、BG、メタリン酸Na、水酸化Al、トコフェロール、EDTA-3Na、テアニン、メチルパラベン、フェノキシエタノール、香料、酸化チタン
のマーカー:洗浄成分
のマーカー:洗浄補助剤
のマーカー:エモリエント剤
のマーカー:保湿成分
のマーカーで示した成分は配合率1%以下であると考えられます。
クレンジングには溶剤型と界面活性剤型があります。
溶剤型は油で化粧(油性成分)を落とす仕組みです。
界面活性剤型は界面活性剤で化粧(油性成分)を落とす仕組みです。
クレームデマキアントは油で化粧(油性成分)を落とすタイプのクレンジング料です。
同じもの同士は良く混ざる性質があるため、油で化粧(油性成分)を落とすことができます。
クレンジング料には、オイル系、クリーム系、ミルク系、リキッド・ジェル系、ローション系などがあり、洗浄力、摩擦力に違いがあります。
クレンジング料の洗浄力はオイル系>クリーム系>ミルク系、リキッド・ジェル系>ローション系です。
クレームデマキアントはクリーム系のクレンジング料であり、洗浄力や摩擦力のバランスが良く比較的肌に優しいクレンジング料だと考えられます。
主な洗浄成分は のマーカーで示した成分です。
クレンジングに使用される油性成分として、炭化水素、シリコン、エステル、油脂、高級アルコール、高級脂肪酸などが挙げられます。
洗浄力の強さは炭化水素>シリコン>エステル>油脂>高級アルコール>高級脂肪酸です。
水添ポリデセン:炭化水素
テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル:エステル
イソドデカン:炭化水素
ジメチコン:シリコン
ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン:シリコン
クレームデマキアントの主な洗浄成分は炭化水素、エステル、シリコンであることから、洗浄力は強いと考えられます。
洗浄補助剤は のマーカーで示した成分です。
洗浄補助剤は油で化粧(油性成分)を浮かせた後、水で流す際に水と油を混ぜて洗い流すために配合されています。
エモリエント剤は のマーカーで示した成分です。
アルガニアスピノサ油:油脂
その他の成分の特徴は以下の通りです。
水:基剤
アルギン酸Na:増粘剤
グリチルリチン酸2K:抗炎症
セイヨウサンザシ花エキス:保湿、美白、抗炎症、収れん(肌を引き締める効果)
クララ根エキス:抗菌、抗炎症、美白
クエン酸Na、クエン酸:pH調整剤
BG:溶剤
メタリン酸Na:キレート剤(金属イオンによる品質低下の防止)
水酸化Al:酸化チタンの表面処理剤
トコフェロール:酸化防止剤
EDTA-3Na:キレート剤(金属イオンによる品質低下の防止)
メチルパラベン、フェノキシエタノール:防腐剤
酸化チタン:着色剤