今回はカームナイトリペアシャンプーの全成分表示の見方について書いていきます。
カームナイトリペアシャンプーの全成分表示の見方
カームナイトリペアシャンプーの全成分表示は以下の通りです。
水、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、ココイルグルタミン酸TEA、コカミドプロピルベタイン、コカミドメチルMEA、PCAイソステアリン酸PEG-40水添ヒマシ油、ラウロイルメチルアラニンNa、トリイソステアリン酸PEG-120メチルグルコ-ス、セラミドNG、コレステロール(羊毛)、ネムノキ樹皮エキス、クオタニウム-33(羊毛)、ハス花エキス、セラミドNP、セラミドAP、グリセリン、ポリクオタニウム-10、異性化糖、ゼイン、イソステアロイル加水分解コラーゲン、ジステアリルジモニウムクロリド、γ-ドコサラクトン、ミリスチン酸ポリグリセリル-10、トコフェロール、クエン酸、クエン酸Na、安息香酸Na、EDTA-2Na、シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール、セバシン酸ジエチル、イソステアリン酸、DPG、BG、PG、フェノキシエタノール、香料
のマーカー:洗浄成分
のマーカー:ヘアコンディショニング剤
のマーカー:洗浄補助剤、増粘剤、泡質改善剤
のマーカーで示した成分は配合率1%以下であると考えられます。
主な洗浄成分は のマーカーで示した成分です。
オレフィン(C14-16)スルホン酸Na(スルホン酸系アニオン界面活性剤):カームナイトリペアシャンプーの主な洗浄成分
ココイルグルタミン酸TEA(アミノ酸系アニオン界面活性剤):カームナイトリペアシャンプーの主な洗浄成分
コカミドプロピルベタイン(両性界面活性剤):アニオン界面活性剤との併用により、起泡力、洗浄力、粘度の向上。オレフィン(C14-16)スルホン酸Naの刺激緩和。
コカミドメチルMEA(非イオン界面活性剤):アニオン界面活性剤との併用により、起泡力、洗浄力、泡質の向上。増粘。
界面活性剤の洗浄力はアニオン界面活性剤>両性界面活性剤、非イオン界面活性剤です。
アニオン界面活性剤の洗浄力の強さは硫酸系>スルホン酸系>石鹸系>カルボン酸系>アミノ酸系、タウリン系です。
カームナイトリペアシャンプーの主な洗浄成分はスルホン酸系アニオン界面活性剤、アミノ酸系アニオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤であることから、洗浄力は上の下程度だと考えられます。
その他の洗浄補助剤、増粘剤、泡質改善剤は のマーカーで示した成分です。
PCAイソステアリン酸 PEG-40水添ヒマシ油(非イオン界面活性剤):増粘剤、泡質改善剤、乳化剤
ラウロイルメチルアラニンNa(アミノ酸系アニオン界面活性剤):洗浄補助剤
トリイソステアリン酸PEG-120メチルグルコ-ス:増粘剤
ヘアコンディショニング剤は のマーカーで示した成分です。
セラミドNG、セラミドNP、セラミドAP:キューティクルを接着する役割があり、水分やタンパク質の流出を防ぎ髪を補修することができます。
クオタニウム-33(羊毛):髪の疎水化と髪を摩擦から保護する役割があります。
ポリクオタニウム-10:シャンプー時の指通りを良くする効果や静電気を防止する効果があります。
ゼイン:疎水性の皮膜を形成し髪をコーティングすることで髪の摩擦によるダメージを軽減し、髪を艶のある質感に仕上げます。
ジステアリルジモニウムクロリド:帯電防止剤、ヘアコンディショニング剤
γ-ドコサラクトン:加熱により毛髪と結合を形成し髪を補修します。(キューティクル補修、髪のうねり、まとまり改善、髪のハリ、コシ改善。)
シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール:毛髪への有効成分の浸透を促進し、髪を補修します。
その他の成分の特徴は以下の通りです。
水:基剤
セラミドNG、ネムノキ樹皮エキス、ハス花エキス、セラミドNP、セラミドAP、グリセリン、異性化糖、イソステアロイル加水分解コラーゲン:保湿剤
コレステロール(羊毛):セラミドの安定化
ミリスチン酸ポリグリセリル-10:乳化剤
トコフェロール:酸化防止剤
クエン酸、クエン酸Na:pH調整剤
安息香酸Na:防腐剤
EDTA-2Na:キレート剤(金属イオンによる品質低下の防止)
セバシン酸ジエチル:美容成分の浸透促進
イソステアリン酸:感触改良剤
DPG、BG、PG:溶剤
フェノキシエタノール:防腐剤