今回はボタニカルダメージケアシャンプーの全成分表示の見方について書いていきます。
ボタニカルダメージケアシャンプーの全成分表示の見方
ボタニカルダメージケアシャンプーの全成分表示は以下の通りです。
水、ココイルメチルタウリンNa、ラウロイルメチルアラニンNa、コカミドプロピルベタイン、PEG-40水添ヒマシ油、コカミドメチルMEA、ラウラミドプロピルベタイン、ラウレス-4カルボン酸Na、グリセリン、ユズ果実エキス、ゼイン、メドウフォーム-δ-ラクトン、セテアラミドエチルジエトニウム加水分解コメタンパク、ヒマワリ種子エキス、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa、アルガニアスピノサ核油、ツバキ種子油、ホホバ種子油、ヒマワリ種子油、サルビアヒスパニカ種子油、サボンソウ葉エキス、サピンヅストリホリアツス果実エキス、シラカバ樹液、加水分解ケラチン(羊毛)、水添ココグリセリル、オクチルドデカノール、ポリクオタニウム-7、ポリクオタニウム-10、ポリクオタニウム-50、コカミドMEA、クエン酸、セテアレス-60ミリスチルグリコール、ココイルグルタミン酸TEA、ラウロイルサルコシンNa、トリイソステアリン酸PEG-160ソルビタン、BG、DPG、トコフェロール、EDTA-2Na、安息香酸Na、フェノキシエタノール、香料
のマーカー:洗浄成分
のマーカー:洗浄補助剤、起泡剤、増泡剤、増粘剤
のマーカー:ヘアコンディショニング剤
のマーカーで示した成分は配合率1%以下であると考えられます。
主な洗浄成分は のマーカーで示した成分です。
ココイルメチルタウリンNa(タウリン系アニオン界面活性剤):ボタニカルダメージケアシャンプーの主な洗浄成分
ラウロイルメチルアラニンNa(アミノ酸系アニオン界面活性剤):ボタニカルダメージケアシャンプーの主な洗浄成分
コカミドプロピルベタイン(両性界面活性剤):アニオン界面活性剤との併用により、起泡力、洗浄力、粘度の向上。
コカミドメチルMEA(非イオン界面活性剤):アニオン界面活性剤との併用により、起泡力、洗浄力、泡質の向上。増粘。
ラウラミドプロピルベタイン(両性界面活性剤):アニオン界面活性剤との併用により、起泡力、洗浄力、粘度の向上。
ラウレス-4カルボン酸Na(カルボン酸系アニオン界面活性剤):ボタニカルダメージケアシャンプーの主な洗浄成分
界面活性剤の洗浄力はアニオン界面活性剤>両性界面活性剤、非イオン界面活性剤です。
アニオン界面活性剤の洗浄力の強さは硫酸系>スルホン酸系>石鹸系>カルボン酸系>アミノ酸系、タウリン系です。
ボタニカルダメージケアシャンプーの主な洗浄成分はタウリン系アニオン界面活性剤、アミノ酸系アニオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤、カルボン酸系アニオン界面活性剤であることから肌に優しいシャンプーだと考えられます。
その他の洗浄補助剤、起泡剤、増泡剤、増粘剤は のマーカーで示した成分です。
サボンソウ葉エキス:天然の洗浄剤
サピンヅストリホリアツス果実エキス:天然の洗浄剤
コカミドMEA(非イオン界面活性剤):アニオン界面活性剤の起泡力、洗浄力、泡質の向上。増粘剤
セテアレス-60ミリスチルグリコール(非イオン界面活性剤):増粘剤
ココイルグルタミン酸TEA(アミノ酸系アニオン界面活性剤):洗浄補助剤、起泡剤
ラウロイルサルコシンNa(アミノ酸系アニオン界面活性剤):洗浄補助剤、起泡剤
トリイソステアリン酸PEG-160ソルビタン(非イオン界面活性剤):洗浄補助剤、可溶化剤
ボタニカルダメージケアシャンプーは起泡剤、増泡剤、増粘剤を多く配合していることから、泡立ちが良く、洗浄時の肌の摩擦を軽減できると考えられます。
ヘアコンディショニング剤は のマーカーで示した成分です。
ユズ果実エキス、ヒマワリ種子エキス、ジラウロイルグルタミン酸リシンNaはキューティクルを接着する役割があり、水分やタンパク質の流出を防ぎ髪を補修することができます。
ゼイン:疎水性の皮膜を形成し髪をコーティングすることで髪の摩擦によるダメージを軽減し、髪を艶のある質感に仕上げます。
メドウフォーム-δ-ラクトン:加熱により毛髪ケラチンのアミノ基とアミド結合を形成することで髪を疎水化し保護する働きがあります。
セテアラミドエチルジエトニウム加水分解コメタンパク:髪の疎水化と髪を摩擦から保護する役割があります。
加水分解ケラチン(羊毛):タンパク質に似た構造を持つ成分でダメージホールを補修することで髪を疎水化し髪の痛みを防止します。
ポリクオタニウム-7:帯電防止効果、ヘアコンディショニング作用
ポリクオタニウム-10:シャンプー時の指通りを良くする効果や静電気を防止する効果があります。
ポリクオタニウム-50:帯電防止効果、ヘアコンディショニング作用
ボタニカルダメージケアシャンプーはヘアコンディショニング剤を多く配合しており、髪のダメージが気になる方に適したシャンプーだと考えられます。
保湿成分:グリセリン、シラカバ樹液、BG、DPG
エモリエント成分:アルガニアスピノサ核油、ツバキ種子油、ホホバ種子油、ヒマワリ種子油、サルビアヒスパニカ種子油、水添ココグリセリル、オクチルドデカノール
その他の成分の特徴は以下の通りです。
水:基剤
PEG-40水添ヒマシ油:乳化剤、可溶化剤
クエン酸:pH調整剤
トコフェロール:酸化防止剤
EDTA-2Na:キレート剤(金属イオンによる品質低下の防止)
安息香酸Na:防腐剤
フェノキシエタノール:防腐剤