めまい、倦怠感、頭痛、腹痛、食欲不振、不眠、情緒不安定等の症状はストレスなどによる自律神経の乱れが原因かもしれません。今回は自律神経と体調不良について考えていきます。
神経について
神経は身体の様々な情報を脳に伝達する役割、その情報に対して適切な指令を出す役割、指令を末梢に伝える役割を担っています。
神経は脳と脊髄からなり全身に指令を送る中枢神経と中枢神経の指令を身体全体に伝える末梢神経があります。
末梢神経は運動神経と自律神経があり、運動神経は骨格筋にはたらき全身の筋肉を動かす役割、自律神経は内臓の働きを調整する役割があります。
運動神経は自分でコントロールできますが、一方で自律神経は自分でコントロールできず、自分の意志とは関係なしに呼吸、血液の循環、体温調節、各器官のコントロールを24時間行っています。
自律神経のバランスと体調
自律神経は交感神経と副交感神経に分けられます。
交感神経は身体の活動を活発にする働きがあり、副交感神経は身体を休める働きがあります。
昼間、緊張時、興奮時などに交感神経が優位に働き、夜間、休息時、リラックス時などに副交感神経が優位に働きます。
交感神経と副交感神経がバランス良く働くことで身体の器官が維持されています。
ストレスなどで交感神経が優位に働くと自律神経のバランスが乱れ体調不良につながります。