今回はカウブランド 無添加メイク落としミルクの全成分表示の見方について書いていきます。
無添加メイク落としミルクの全成分表示の見方
カウブランド 無添加メイク落としミルクの全成分表示は以下の通りです。
水、BG、トリイソステアリン酸PEG-20グリセリル、トリエチルヘキサノイン、DPG、セラミドNG、ステアリン酸PEG-5グリセリル、(カプリル酸/カプリン酸)PEG-6グリセリズ、カルボマーNa、ヒドロキシエチルセルロース
のマーカー:界面活性剤型の洗浄成分
のマーカー:溶剤型の洗浄成分
のマーカー:洗浄補助剤
のマーカーで示した成分は配合率1%以下であると考えられます。
クレンジングには溶剤型と界面活性剤型があります。
溶剤型は油で化粧(油性成分)を落とす仕組みです。
界面活性剤型は界面活性剤で化粧(油性成分)を落とす仕組みです。
カウブランド 無添加メイク落としミルクは溶剤型と界面活性剤型の両方の機能を持つミルク系クレンジング料だと考えられます。
クレンジング料には、オイル系、クリーム系、ミルク系、リキッド・ジェル系、ローション系などがあり、洗浄力、摩擦力に違いがあります。
クレンジング料の洗浄力はオイル系>クリーム系>ミルク系、リキッド・ジェル系>ローション系です。
界面活性剤型の洗浄成分は のマーカーで示した成分です。
保湿剤であるBGやDPGなどの多価アルコールと非イオン界面活性剤であるトリイソステアリン酸PEG-20グリセリルが作る液晶の中に化粧(油性成分)を包み込むことで化粧(油性成分)を落とすことができます。
液晶とは固体と液体の中間の状態にある物質です。
溶剤型の洗浄成分は のマーカーで示した成分です。
同じもの同士は良く混ざる性質があるため、油で化粧(油性成分)を落とすことができます。
クレンジングに使用される油性成分として、炭化水素、シリコン、エステル、油脂、高級アルコール、高級脂肪酸などが挙げられます。
洗浄力の強さは炭化水素>シリコン>エステル>油脂>高級アルコール>高級脂肪酸です。
トリエチルヘキサノイン:エステル
カウブランド 無添加メイク落としミルクは溶剤型と界面活性剤型の両方の機能を持つミルク系クレンジング料であり、溶剤型の洗浄成分がエステルであることから、洗浄力は中の中程度だと考えられます。
洗浄補助剤は のマーカーで示した成分です。
洗浄補助剤は油で化粧(油性成分)を浮かせた後、水で流す際に水と油を混ぜて洗い流すために配合されています。
その他の成分の特徴は以下の通りです。
水:基剤
セラミドNG:保湿剤
カルボマーNa:増粘剤
ヒドロキシエチルセルロース:増粘剤