今回は白潤 薬用美白乳液の全成分表示の見方について書いていきます。
白潤 薬用美白乳液の全成分表示の見方
白潤 薬用美白乳液の全成分表示は以下の通りです。
アルブチン、ヒアルロン酸Na-2、加水分解ヒアルロン酸(ナノ化ヒアルロン酸)、ビタミンCリン酸Mg、ビタミンE、ヨクイニンエキス(ハトムギエキス)、DPG、α-オレフィンオリゴマー、濃グリセリン、トリオクタン酸グリセリル、メドウフォーム油、ジグリセリン、BG、ベヘニルアルコール、カルボキシビニルポリマー、ヒドロキシエチルセルロース、キサンタンガム、ステアリン酸ソルビタン、イソステアリン酸POE(20)ソルビタン、水酸化K、エデト酸塩、フェノキシエタノール、パラベン
医薬部外品(美白)
のマーカー:有効成分
のマーカー:保湿成分
のマーカー:油性成分
白潤 薬用美白乳液 は医薬部外品であるため、化粧品と違い全成分が配合量の多い順に記載されていません。
そのため、配合量の多い成分と配合量1%以下の成分を判断するのは難しいです。
一方で、白潤 薬用美白乳液は医薬部外品であるため有効成分が一定量配合されていることが保証されています。
そのため、白潤 薬用美白乳液 は化粧品に比べて高い美白効果が期待できると考えられます。
有効成分は のマーカーで示した成分です。
アルブチンはメラニン生成に関与する酵素(チロシナーゼ)を阻害することでメラニン生成を抑制します。
美白成分の効果とシミの予防という記事で詳しく書いていますが、美白成分は紫外線によるメラニン生成を抑制することでシミを防ぎます。
紫外線から肌を守るために表皮の大部分を占めるケラチノサイトが情報伝達物質を分泌することで、メラノサイト(メラニン細胞)を活性化しメラニン生成を促します。
メラノサイトで作られたメラニンがケラチノサイトに送られ過剰に蓄積するとシミになります。
メラノサイト(メラニン細胞)の中でチロシンというアミノ酸がチロシナーゼという酵素によって、チロシン➡ドーパ➡ドーパキノン➡メラニンという順で酸化されメラニンとなります。
アルブチンはチロシンやドーパと構造が似ているため、チロシナーゼがチロシンやドーパに作用するのを阻害することができメラニン生成を抑制することができます。
その他の美白成分の特徴は以下の通りです。
ビタミンCリン酸Mg:メラニンを還元することによってメラニン生成の過程の前の物質に戻す美白効果があります。
抗炎症、抗老化(コラーゲン産生促進)
白潤 薬用美白乳液には保湿成分と油性成分が配合されているため、保湿効果とエモリエント効果があります。
主な保湿成分は のマーカーで示した成分です。
油性成分は のマーカーで示した成分です。
油性成分は主にエモリエント剤としての働きがあります。
エモリエント剤は油性成分が肌をコーティングすることで水分の蒸発を防ぐ効果があります。
α-オレフィンオリゴマー(炭化水素):エモリエント剤
トリオクタン酸グリセリル(エステル):感触改良剤
メドウフォーム油(油脂):エモリエント剤、感触改良剤
ベヘニルアルコール:乳化補助剤、感触改良剤
その他の成分の特徴は以下の通りです。
ビタミンE:血行促進、抗酸化作用
ヨクイニンエキス:抗炎症、保湿、美白、抗老化
カルボキシビニルポリマー:増粘剤
ヒドロキシエチルセルロース:増粘剤
キサンタンガム:増粘剤
ステアリン酸ソルビタン:乳化剤
イソステアリン酸POE(20)ソルビタン:乳化剤
水酸化K:中和剤
エデト酸塩:キレート剤(金属イオンによる品質低下の防止)
フェノキシエタノール:防腐剤
パラベン:防腐剤