今回はオルビス 薬用クリアウォッシュの全成分表示の見方について書いていきます。
薬用クリアウォッシュの全成分表示の見方
オルビス 薬用クリアウォッシュの全成分表示は以下の通りです。
グリチルリチン酸2K、水、ステアリン酸、グリセリン、ラウリン酸、水酸化K、パルミチン酸、ミリスチン酸、アクリル酸・塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミドコーポリマー液、BG、リン酸2Na、シコニン、ヨクイニンエキス、コラーゲン・トリペプチド F、PEG(20)、PCAイソステアリン酸POEグリセリル、POEヤシ油脂肪酸グリセリル、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体、メントール、ポリオキシブチレンポリグリセリンステアリルエーテル、カルボキシメチルセルロースNa
のマーカー:有効成分
のマーカー:洗浄成分
のマーカー:起泡剤、泡質改善剤、洗浄補助剤
のマーカー:保湿成分
オルビス 薬用クリアウォッシュは医薬部外品であるため、化粧品と違い全成分が配合量の多い順に記載されていません。
そのため、配合量の多い成分と配合量1%以下の成分を判断するのは難しいです。
一方で、オルビス 薬用クリアウォッシュは医薬部外品であるため有効成分が一定量配合されていることが保証されています。
有効成分は のマーカーで示した成分です。
グリチルリチン酸ジカリウムは抗炎症作用を持つことから、オルビス 薬用クリアウォッシュは肌荒れ、ニキビ、かゆみでお悩みの方に適した洗顔料だと考えられます。
その他の抗炎症成分の特徴は以下の通りです。
シコニン:抗炎症、肌のバリア機能改善
ヨクイニンエキス:抗炎症、保湿、美白、抗老化
主な洗浄成分は のマーカーで示した成分です。
高級脂肪酸(ステアリン酸、ラウリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸)と水酸化Kの中和反応によって洗顔料の主成分である石鹸が作られます。
洗顔料の洗浄力の強さは石鹸系>カルボン酸系>アミノ酸系、タウリン系です。
オルビス 薬用クリアウォッシュの主な洗浄成分は石鹸(ステアリン酸、ラウリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸+水酸化K)であることから、洗浄力は中の中程度だと考えられます。
起泡剤、泡質改善剤、洗浄補助剤は のマーカーで示した成分です。
アクリル酸・塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミドコーポリマー液:起泡剤、泡質改善剤。洗浄剤の刺激緩和。
PCAイソステアリン酸POEグリセリル:洗浄補助剤、乳化剤
POEヤシ油脂肪酸グリセリル:アニオン界面活性剤との併用により、洗浄力、起泡力、泡質を向上します。
塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体:泡のきめ細やかさやボリュームを向上します。
起泡剤、泡質改善剤を多数配合しているため、泡立ちが良く洗顔時の肌の摩擦を軽減できると考えられます。
その他の成分の特徴は以下の通りです。
水:基剤
リン酸2Na:pH調整剤
メントール:冷涼感付与
ポリオキシブチレンポリグリセリンステアリルエーテル;乳化剤
カルボキシメチルセルロースNa:増粘剤