今回はフレッシュデイクリームの全成分表示の見方について書いていきます。
フレッシュデイクリームの全成分表示の見方
フレッシュデイクリームの全成分表示は以下の通りです。
水、マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル、DPG、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、ソルビトール、グリセリン、ジグリセリン、スクワラン、トリイソステアリン、ベヘニルアルコール、BG、TEA、ジメチコン、分岐脂肪酸(C12-31)コレステリル、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン、イソステアリン酸、コレステロール(羊毛)、水添レシチン、エチルヘキシルトリアゾン、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、カルボマー、キサンタンガム、パルミチン酸、パルミチン酸セチル、香料、EDTA-2Na、アルテア根エキス、フカスセラツスエキス、クリサンテルムインジクムエキス、フェノキシエタノール、クロルフェネシン、赤504
のマーカー:保湿成分
のマーカー:油性成分
のマーカーで示した成分は配合率1%以下であると考えられます。
紫外線吸収剤は のマーカーで示した成分です。
紫外線散乱剤と紫外線吸収剤による日焼け止めの効果という記事で詳しく書いていますが、紫外線吸収剤は紫外線を吸収し熱などの別のエネルギーに変換することで紫外線の肌への影響を抑える働きがあります。
フレッシュデイクリームはSPF15、PA+++の化粧品です。
日焼けで皮膚が赤く炎症を起こすのはUVBが原因です。
UVBはエネルギーが強いため細胞の遺伝子を傷つけ皮膚がんの原因になります。
SPFはSun Protection Facterの略でUVBの防止効果を表す数値です。
日焼けで皮膚が赤く炎症を起こすまでの時間を何倍に伸ばすかを表しています。
日本人の場合、真夏の晴れた日では約25分で皮膚が赤く炎症を起こします。
フレッシュデイクリームはSPF15であるため、25分×15=375分(6時間15分)程度まで皮膚が赤く炎症を起こすのを伸ばす効果があります。
日焼けでメラニンが増加し皮膚が黒くなるのは主にUVAが原因です。
メラニンが増えるとシミの原因となります。
PAはProtection Grade of UVAの略でUVAの防止効果を表す数値です。
UVAにより皮膚が黒くなるのは、もともと皮膚にあるメラニンがUVAにより酸化して直ぐに黒くなる即時型黒化とメラニンが増加し数日後、皮膚が黒くなる遅延型黒化があります。
そして、PAは即時型黒化を起こすまでの時間を何倍に伸ばすかを表しています。
フレッシュデイクリームはPA+++であるため、即時型黒化を起こすまでの時間を8~16倍伸ばす効果があるとされています。
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル:UVBを吸収する紫外線吸収剤
フェニルベンズイミダゾールスルホン酸:UVBを吸収する紫外線吸収剤
ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン:UVAおよびUVBを吸収する紫外線吸収剤
t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン:UVAを吸収する紫外線吸収剤
エチルヘキシルトリアゾン:UVBを吸収する紫外線吸収剤
ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル:UVAを吸収する紫外線吸収剤
紫外線吸収剤は肌に塗った時に白浮きせず使用感が良いという特徴があります。
一方で、紫外線を吸収し化学反応で別のエネルギーに変換しているため、肌に負担がかかるということが考えられます。