今回は乾燥肌のための美容液洗顔料 クッション泡の全成分表示の見方について書いていきます。
乾燥肌のための美容液洗顔料 クッション泡の全成分表示の見方
乾燥肌のための美容液洗顔料 クッション泡の全成分表示は以下の通りです。
水、グリセリン、ラウレス-6カルボン酸、パルミチン酸、ラウリルヒドロキシスルタイン、水酸化K、ラウレス-4カルボン酸、ステアリン酸、ラウレス-4カルボン酸Na、ミリスチン酸、エチルヘキシルグリセリン、ポリクオタニウム-7、PEG-75、PEG-6、EDTA-2Na、酸化チタン、メチルパラベン、香料
のマーカー:洗浄成分
のマーカー:泡質改善剤
のマーカー:保湿成分
のマーカーで示した成分は配合率1%以下であると考えられます。
主な洗浄成分は のマーカーで示した成分です。
ラウレス-6カルボン酸(カルボン酸系アニオン界面活性剤):乾燥肌のための美容液洗顔料 クッション泡の主な洗浄成分。
ラウレス-4カルボン酸Na(カルボン酸系アニオン界面活性剤):乾燥肌のための美容液洗顔料 クッション泡の主な洗浄成分。
ラウリルヒドロキシスルタイン(両性界面活性剤):アニオン界面活性剤との併用により、洗浄力、起泡力、泡質、粘度を向上します。
パルミチン酸、ステアリン酸、ミリスチン酸と水酸化Kの中和反応によって石鹸ができることから、パルミチン酸、ステアリン酸、ミリスチン酸、水酸化Kは洗浄成分として配合されていると考えられます。
洗顔料の洗浄力の強さは石鹸系>カルボン酸系>アミノ酸系です。
乾燥肌のための美容液洗顔料 クッション泡の主な洗浄成分はカルボン酸系アニオン界面活性剤、両性界面活性剤、石鹸であることから、洗浄力は中の下程度だと考えられます。
また、肌のpHと常在菌という記事で詳しく書いていますが、私たちの肌は弱酸性に保たれることによって、雑菌やウイルスが侵入するのを防いでいます。
肌トラブルを起こす菌は酸性の環境を嫌い、アルカリ性の環境を好むため、肌のpHがアルカリ性に傾くと肌トラブルに繋がります。
ラウレス-6カルボン酸、ラウレス-4カルボン酸Naは弱酸性の洗浄成分であるため、乾燥肌のための美容液洗顔料 クッション泡は比較的肌に優しい洗顔料だと考えられます。
泡質改善剤は のマーカーで示した成分です。
ポリクオタニウム-7:泡のきめ細やかさやボリュームを向上します。
保湿成分は のマーカーで示した成分です。
保湿成分が多く配合されているため、乾燥肌のための美容液洗顔料 クッション泡は保湿効果の高い洗顔料だと考えられます。
その他の成分の特徴は以下の通りです。
水:基剤
PEG-75:乳化補助剤、増粘剤
EDTA-2Na:キレート剤(金属イオンによる品質低下の防止)
酸化チタン:着色剤
メチルパラベン:防腐剤